サプリメント最前線

MRPを使ってみよう!-Part 6

MRPを使ってみよう!-Part 6

MRPに配合したい炭水化物とタンパク質の種類について、前回まで解説してきました。今回は「脂肪」についてご紹介していきます。
まずは食事に含まれる脂肪の役割について考えてみましょう。次に代表的なものを列記していきます。

● 脂肪の役割

  • ・身体のエネルギー源になる
  • ・ホルモンやコレステロールの原料になる
  • ・代謝を微妙にコントロールするホルモン様物質「エイコサノイド」の原料になる
  • ・消化吸収をゆっくりにして、栄養素が持続的に吸収されるようにする
  • ・食感をスムーズにして味を良くする

さて脂肪には数多くの種類がありますが、エネルギーやホルモンの原料になったり、消化吸収をゆっくりにするという点では、どれも大差がありません。しかし「エイコサノイド」の原料になる脂肪については注意が必要となります。
エイコサノイドは身体の微妙なバランスを保つ働きをしているのですが、原料となる脂肪の種類によって、そこから作られるエイコサノイドの種類も変わってきます。ですから同じタイプの脂肪ばかり摂取していると、エイコサノイドのバランスが偏り、身体の微妙なバランスが取れなくなってしまうのです。具体的には卵や肉類に含まれる脂肪の摂取過多によって血液が固まりやすくなったり、免疫力が低下したり、炎症が治りにくくなったりすることがあるのです。

● 良質な脂肪とは

脂肪というものは、普通の食事から簡単に摂れてしまうものです。特に上で紹介した卵や肉類の脂肪、またサラダ油に含まれる脂肪などは、どうしても過剰摂取になりがちだと言えるでしょう。ですからMRPに含まれる脂肪としては、それらと拮抗する作用のあるものを優先的に考えたいところです。
青魚に含まれるEPAという脂肪や、シソ油・エゴマ油などに含まれるαリノレン酸という脂肪などに、その機能があります。これらの脂肪には、血液を固まりにくくしたり、免疫力を上げたり、炎症を早く治したりする作用があるのです。できればこういった脂肪をMRPに配合したいものです。
ただしこれらの良質な脂肪には弱点もあって、その最たるものが「酸化されやすい」こと。同じ油を何度も使って調理していると、油が黒ずんでくるものですが、それは脂肪が酸化されてしまった証拠です。酸化された油は身体に悪影響を及ぼしますので、できるだけ摂取したくありません。
ですからEPAやαリノレン酸を使う場合、酸化防止作用のある栄養素「ビタミンE」を必ず一緒に摂るようにします。だいたいMRP1袋あたり、10mgのビタミンEが入っていれば合格だと考えてください。
ただし消化吸収速度などの問題もあり、MRPにはあまり多くの脂肪を配合することができません。揚げ物中心の食生活などだと、エイコサノイドのバランスが崩れること必定ですから、通常の食事でも青魚などを積極的に食べるようにしたいものです。

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