サプリメント最前線

夏に打ち勝て

夏に打ち勝て

節電が叫ばれる今年の夏。オフィスだけでなくジムの冷房も控えめとなり、暑さに耐えながらのトレーニングを余儀なくされます。
酷暑の中でのトレーニングにおいて、もっとも気をつけなければいけないのが脱水症対策です。以前の記事をご一読いただき、効率的な水分補給を心掛けていきましょう。

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鍛えるなら、飲め!

なお、水分を補給したいからといって、コーヒーやビールなどを飲むのはNGです。カフェインやアルコールには利尿作用がありますので、水分を摂りながらも、実はそれ以上に水分の排出を促進してしまうことにもなりかねません。

●汗で流れ出てしまう栄養素

さて、大量の汗をかくことにより、水分や電解質だけでなく、ビタミンB群やビタミンCなどの水溶性ビタミンも体外に流れ出てしまいます。特に夏バテと大きく関わってくるのがビタミンB1。ビタミンB1には炭水化物をエネルギーに変える働きがありますので、これが不足すると炭水化物をエネルギーにすることができず、疲れを感じやすくなってしまうのです。
他のビタミンB群(B2やナイアシン、パントテン酸、B6、B12など)もエネルギー産生過程において、それぞれ重要な働きを持っています。疲れ知らずのまま夏を乗り切るためには、ビタミンB群の十分な補給が欠かせません。

また、ビタミンCも十分に補給しておきましょう。「夏風邪は治りにくい」と言われているのは、実はビタミンCが汗で流出しやすいことと大きく関係しているのです。ビタミンCの不足は免疫の低下だけでなく、コラーゲンの合成能力低下も引き起こしてしまうため、怪我の原因にもなりかねません。

他にも不足しやすい栄養素は数多くあります。その中でも特に、食事からの摂取では不足しがちなものとして挙げられるのが、「亜鉛」「マグネシウム」です。
亜鉛はテストステロンやインスリン、成長ホルモンなど、筋発達にとって重要なホルモンの材料となるだけでなく、DNAと結合する重要なタンパク質である「ジンクフィンガー」を構成するための要となるなど、生命活動に欠かせない様々な働きを担っています。
マグネシウムは体内における300種類以上の酵素反応に関係しており、骨の強度を保ったり、筋肉や神経をリラックスさせたり、心臓の働きを正常に保ったりなど、亜鉛と同様、数多くの働きを担っています。

●夏に食べたい食材とは?

豊富なビタミンB群と亜鉛を含んでいる食材として、真っ先にお勧めしたいのが「レバー」です。牛、豚、鳥、どれでも構いません。ただし肝臓は解毒器官ですので、品質の低いレバーには汚染物質が蓄積していることがあります。品質的に安心できるものを、信頼できる店から購入するようにしましょう。
また、ビタミンB1の吸収を高めてくれる「ニンニク」も疲労回復には効果的です。ニンニクには殺菌作用もありますので、食あたりの危険を軽減してくれる作用も期待できるでしょう。
ビタミンCの補給源としては、柑橘系の果物や100%ジュースが手軽でお勧めです。これらにはクエン酸も含まれていますので、疲労回復効果も期待できます。
マグネシウムを多く含んでいるものとしては、葉野菜や海藻類、ナッツ類、バナナなどがおすすめとなります。バナナには、やはり汗で流れ出やすいカリウムも多く含まれているため、夏には積極的に食べるべき食材の一つとなります。

こういった「夏バテ解消食材」を採り入れるだけでなく、さらに追加でサプリメントを摂取することにより、完璧を期すことが可能となります。次回は、サプリメントでの補給方法について紹介しましょう。

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