Warrior's Story

私とサプリメント ~皆川賢太郎(アルペンスキー) 第1回

私とサプリメント ~皆川賢太郎(アルペンスキー) 第1回

私とサプリメント ~皆川賢太郎(アルペンスキー) 第1回

長年に渡り、常に世界のトップクラスで戦い続けるアルペンスキーヤー、皆川賢太郎選手。小柄な体で世界と戦い続けるために、サプリメントは欠かせぬ要素である。

「僕がサプリメントを摂り始めたのは、ドームの皆さんとお会いして間もない頃。確か1998年だったと思います。その前から体調管理の意識は何となく程度にはありましたが、正直、スポーツドリンクを飲むぐらいでしたね。
ウエイトトレーニング自体はその前からやっていましたが、自己流でした。自分の勝手な知識でやっていたに過ぎません。
当時の日本のアルペンスキーの常識は、『日本人の特徴は素早く滑れること』というものでした。
僕もそう思っていましたが、ドームの皆さんが言うんです。
『アスリートなら、筋量がなかったら意味ねえよ。スポーツの本質からずれてる。賢太郎はもっとウエイトトレーニングをやった方がいいよ』って(笑)。
そこから徐々に、サプリメントに対する関心が強くなっていきました」

皆川選手の身長は173㎝。当時からアルペンスキーヤーの中では小柄な部類だったが、スピードには自信を持っていた。

「でも外国人とは、体格、筋力そして重さが明らかに違いました。スキーは落下するスポーツなので、ある程度の体重は必要です。でも、じゃあ単に太ればいいのかというと、そんなことはない。
しっかりと筋力トレーニングをして自分の体をコントロールできないと、タイムには決して結びつきません。つまり滑りの練習と並行して、体をバルクアップさせていく必要がある。それは、当時から見えていたことでした。
そのころ、アルベルト・トンバというすごい選手がいたんですが、明らかに滑りのラインが自分とまったく違う。そして、自分が同じラインを取ろうと何度挑戦しても無理なんです。つまり、筋力に明らかな差があった。それもまた、体作りに目覚めたきっかけでしたね」

意欲的に筋力トレーニングに取り組むとともに、きっちりとプロテインを摂った。すると、体は着実に大きくなっていった。

「僕はもともと足は太かったのですが、上半身が細かったんです。ウエイトトレーニングをしたことで、特に上半身は確実にビルドアップされましたね。 そして体が変化したことで、スキーも明らかに変わった。力感のあるエネルギッシュな滑りができるようになりました。日本人の特徴といわれていた素早い滑りではなく、もっとパワーが乗った滑りです」

熱心なトレーニングとプロテインの摂取はすぐさま成績に表れた。2年後の2000年にはワールドカップ・オーストリア・キッツビュール大会で6位に入賞し、世界トップの仲間入りを果たした。

そして2001年の世界選手権では10位となり、日本人4人目の第1シード選手となった。

「トレーニングと栄養摂取をしっかり行ったことで、どんどん結果につながっていきましたね。上半身は見た目が変わっただけではもちろんなく、滑りでミスが減りました。筋肉がしっかりついたことで滑りに安定性が出て、板が雪面から離れることが少なくなったので、結果が出始めたのだと思います。
今までは下半身と比べて上半身が弱く、特に前後のバランスが悪かった。それまでは障害物に当たるたびにバランスを崩していましたが、それがなくなった結果、ミスが減ったのだと思います。そのころから、トレーニング→栄養摂取→体のリペア、という、今となっては当たり前のサイクルが完成した感じです」

(第2回に続く)

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