私のマッスルミート&マッスルメイト

【Vol.3】株式会社ドーム サプリメント部 部長 外山 裕之

【Vol.3】株式会社ドーム サプリメント部 部長 外山 裕之

私にとってのマッスルミート、すなわち"筋肉の萌芽"は、一つの決定的な瞬間ではなく、いくつもの瞬間をつなぎ合わせたものだ。

私が筋肉と初めて出会ったのは、小学生のころだ。

当時の私のアイドルといえば、ジャッキー・チェン、ユン・ピョウ、サモ・ハン・キンポーといった香港のカンフースター達。さらにはタイガーマスク、ハルク・ホーガン、アントニオ猪木といったプロレスラー達。そして千代の富士、若島津といったお相撲さん達。まさに"筋肉モリモリ"な男達だ("アイドル"といえば、武田久美子が好きだったこともつけ加えておこう)。

中でも記憶しているのは、ジャッキー・チェンが映画『酔拳』の中で腹筋をする場面。あらすじはすっかり忘れてしまったが、ジャッキーのキレキレの腹筋は今も覚えている。もちろんすぐに真似をして、腹筋を始めたのは言うまでもない。

そもそも彼らに憧れたのは、完全に世の流れであった。カンフー映画が人気を博すとともに、新日本プロレスのテレビ中継で古舘伊知郎が叫び、休み時間には友達と相撲を取るのが一般的だったころのことだ(武田久美子も単純に初めて知った"アイドル"だった)。しかしながら"筋肉モリモリ"への憧れは、いつしか確実に私の身体に染みついていった。

そんな私を興奮させたのが、ニューヨーク・ジャイアンツ対デンバー・ブロンコスのスーパーボウルだった。(試合はニューヨーク・ジャイアンツが後半に30得点を挙げスーパーボウル記録を作り、39対20でデンバー・ブロンコスを下した。)
この試合でアメリカンフットボールの魅力に取りつかれた私は、今度はアメフトに憧れを抱き、それは中学生になっても続いた。
そして知ったのが、NFLで歴代ベストRBの一人といわれるバリー・サンダースである。

当時大学生だった彼は、公式戦で来日中に全米最優秀選手に贈られるハイズマントロフィーを受賞。その人間離れした動きに私はくぎ付けだったが、さらに驚いたのは彼の身体のサイズ。173cmという日本人の平均より少し高い程度の身長ながら、体重はなんと92kg!そんな身長と体重のコンビネーションは、まさしく想定外だった。

日本人だったら間違いなく「肥満」に分類される体重だが、当時テレビ放映で実況されていた石川顕さんが、「この身体は鍛えて手に入れた筋肉の塊です」と話していた通り。彼はまさに筋肉をまとっているようだった。その姿を見て「そうか! 鍛えれば筋肉がついて、こんな身体になれて、こんな動きができるんだ!」と単純に考えた私が、とりあえず腕立て伏せを始めたのは言うまでもない。

そして高校生になり、学校でベンチプレス台を発見した私は、友人達とウェイトトレーニングを始めた。もちろん目指すはバリー・サンダース! しかしトレーニング内容は...毎日毎日ベンチプレス!「バリー・サンダースはラインの選手と同じくらいの足の太さです」という石川さんの実況を完全に無視して大胸筋だけを鍛え、さらには筋発達に必要な"栄養"も"休養"も完全に無視。1日休んだ友人を「さぼり!」と叱責した。

しかしさすがは成長期。バリー・サンダースの足は当然手に入れられなかったが、栄養も休養も不足していたにも関わらず、私の大胸筋は成長していった。(当時、今持っている知識があったら...と悔やまれる。)

バリー・サンダースに憧れてトレーニングをしていた私だが、決定的な問題に直面していた。私の通っていた都立武蔵高校には、アメリカンフットボール部がなかったのだ。身体を作るのに有効ではないかということと、夏は気持ちよさそう!という安易な理由で水泳部に入った私だが、アメフトをやりたい!という思いは日増しに強まっていった。そこで思った。

「そうだ!アメリカへ行こう!」

そして私はアメリカの高校に留学したのだが、そこでとてつもない事実に出会う。カナダとの国境に接し、冬場にはマイナス40℃にもなるモンタナ州のユリーカという人口1,500人のド田舎の町の高校に通っていたのだが、そんな学校でも「ウェイトトレーニング」という授業があったのだ! もちろん、しっかりと整備されたウェイトトレーニングの設備とともにである。

「どうりでアメリカ人はデカいハズだ。173cmで92kgになるわけだ!」

私は納得し、感動した。授業でトレーニングの基礎を教えてもらえて、実際にトレーニングもできる。そんな環境がアメリカには普通にあるのだ。おかげでベンチプレスのMAXは、毎月のように更新されていった。当時体重52kgで、85kgを挙げることができた。それ自体は特にすごい記録ではないが、自分の中では「やれば結果につながる(やれば筋肉につながる)」ということを、まさしく実感できた時間だった。

その後私はアメリカの大学に進学し、アメリカンフットボール部に入部した。アメフトのレベルの高い学校ではなかったが、それでもアメリカ。周りは100kg超級の"ケダモノ"ばかりで、当然、私はチーム最軽量。今から思えばかなり無謀なチャレンジだったが、ここで初めて、私はアメリカ人のモノすごさを目の当たりにすることになる。

ある日私がトレーニングを終えるころ、一人の選手がウェイトルームに入ってきた。そしてベンチプレスにプレートを付け始めた。その重さ、225ポンド(約102kg)。当時の私のMAXだ。

「お前、ちゃんとウォームアップした方がいいよ」

私はこわいもの知らずにもアドバイスした。するとその選手は言い放った。

「これがウォームアップだよ!」

「嘘つけ!」と私は密かに思ったが、「OK!」と答え、見守ることとした。彼はベンチに座り、バーを挙げ始める。

1回、2回、3回...12回!
本当にウォームアップだった!!

そんな環境にいた私にとって、トレーニングをして筋肉を付けることは当たり前以外の何物でもなくなった。加えてサプリメントにも出合ったおかげで、さらなるレベルアップを実現することとなる。「足を速くするにはどうしたらいいんだ?」とコーチに聞き、「スクワットだ!」と何とも大ざっぱなアドバイスを得た私は、スクワットに勤しんだ。おかげで(他にも要因はあるが)大学入学時に5秒2だった40ヤード走のタイムは、4秒75になった(当然そのレベルでは、バリー・サンダースにはほど遠いが...)

レベルアップしたのは直線的なスピードだけではない。ある日の練習で、ゴールラインから3ヤードぐらいの地点にいるDBに対し、WRがボールを持って走るドリルを行っていた。DBにタックルされずにタッチダウンを挙げる、もしくはDBにタックルされてしまうわけだが、われらWRの仲間の中には体格を生かしてDBに当たり、なぎ倒してタッチダウンする強者もいた。しかし、私の体格では到底無理。DBとはいえ、相手は180cm90kgクラスの選手もいるからだ。そこで私はバリー・サンダースばりの(あくまでも自分の妄想だが)ステップワークで、DBを"空振り"させたのだ。あまりの見事な抜き去り具合に気をよくしたコーチは、こう言った。

「いいぞ!次も"トーキョー・シャッフル"を見せてやれ!」

ちなみに"空振り"させた相手は合宿中のルームメイトだったが、フィールドに立てば情け容赦は無用であることは、言うまでもない。そして、そんなステップワークを手にすることができたのはトレーニング、そしてサプリメントによって筋肉を強くしたからに他ならない。強烈な勢いで(あくまでも自分の妄想だが)方向転換するにはそれなりの踏ん張りが必要。鍛えた脚や体幹の筋肉がモノを言うのだ。「やれば結果につながる」ということを、私はここでも実感した。

筋肉は鍛えて適切な栄養を摂れば、ちゃんと結果となって表れる。大学を卒業し、アメフトから引退して20年近くになるが、今も当時に近い体型でいられるのは、継続しているトレーニングと栄養摂取の賜物だ。小学生時代からのたくさんのマッスルミートが、今の私をまさに"形作っている"といえるだろう。

~マッスルメイト~

ホエイプロテインG+

G+

私にとってのマッスルメイトは「G+」の他には考えられない。DNSを立ち上げる際に、初めて作った商品、それがホエイプロテインG+、通称「G+」だ。開発以来約14年、ほぼ毎日飲み続けている。

私のプロテインとの出会いは、高校時代にまでさかのぼる。当時吉祥寺パルコの地下にあった書店で、時間があればトレーニングの本を立ち読みしていた私にとって、「筋肉をつけるならプロテイン」は当然の知識となっていた。しかし、いかんせん金銭が不足していた。そのため、残念ながら体重1㎏あたり2gという、たんぱく質摂取のゴールデンルールとも言うべき摂取量が明らかに不足していたのは残念な事実である(それに気づいたのは後になってからだが...)。

それでも「プロテイン」は必須だった。店に行って「どのプロテインがおいしいですか?」と聞き、「全部まずいです!」と真顔で答える店員さんにビビりつつ、「そ、その中でも比較的おいしいのは??」と何とか銘柄を聞き出した。そして手に入れたプロテインは前述の経済的理由により、「1回2杯」と書いてある摂取量をケチり、1杯だけ飲んでいた。

プロテインはまずくて高いもの。そんな思いを持っていた私はドームに入社し、社長、専務とともに、「最高のプロテイン」を目指してG+を作る機会に恵まれた。過去の嫌な経験を払拭すべくいい成分をたくさん入れて、最高のものに仕上げた。

まず、ベースはホエイを選んだ。吸収が速くBCAAが豊富で、筋肉作りに最適なたんぱく源だ。さらには、そのホエイをペプチドの状態にして入れてある。皆さんはほぼご存じかと思うが、ペプチドはプロテイン(たんぱく質)が分解された状態である。つまり体内で分解する時間が不要で、素早く吸収されて使われる。いくらたくさんプロテインを摂っても、吸収されるまでは何もしてくれない。だから吸収の速度が大事なのだ。

そしてG+の名前の由縁であるグルタミンも、ペプチド状態で入っている。グルタミンはいろいろな役割を持つが、私にとっては「筋肥大サプリメント」だ。アメリカのさまざまなサプリメントを見ると、確かに「筋肥大に効く」と書いてある(日本ではもろもろの理由により、そのようには書いていない。それはまた別の話となるので、またの機会にお話ししたい)。開発途中に「ホントかな?」と思って実際に摂取したところ、非常に効果を感じたため、G+への配合に確信を持てた。

もちろん成分も大切だが、毎日摂る上で重要なのが味と溶け具合である。「全部まずいです!」と言われ、プロテインとはそういうものだと思っていたが、アメリカで飲んだプロテインのおいしかったこと! アメリカからプロテインを個人的に輸入していた私にとって、「おいしいプロテイン」、G+の開発は非常にありがたい話だったのだ。

私は毎朝起きるとG+を飲んでいる。就寝中のカタボリックをいち早く止めるためだ。トレーニング後のゴールデンタイムには、さらに吸収の速い、ペプチドだけでできているホエイプロテインSPを飲むが、朝のプロテインはG+の指定席となっている。

DNSの14年の歴史の中で、多くのウォリアー達の成長、成功の裏にはG+があったに違いない。私にとっては公私ともに一緒に歩み続けてきたG+。欠かせないソウルメイトだ。

株式会社ドーム サプリメント部 部長 外山 裕之
米マサチューセッツ州 Bentley University アメリカンフットボール部 出身
好きなサプリメント:ホエイプロテインG+、クレアチン
好きな身体の部位:上腕三頭筋

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