私のマッスルミート&マッスルメイト

【Vol.5】株式会社ドーム アパレル部 デザイナー 白圡 慧(しらと けい)

【Vol.5】株式会社ドーム アパレル部 デザイナー 白圡 慧(しらと けい)

~マッスルミート~

中学時代、隣の学校にG君という同級生がいた。中学生とは思えないほど体がデカく、なかなかにやんちゃで地元の同世代の男の間では有名な存在。

多かれ少なかれどの地域でもそうだろうが、田舎の中学生なんてのはチャリで行ける狭い範囲で世界が形成されている上に、肉ばかり食べているせいか無駄に血気盛んだ。やれ「誰と誰が殴り合った」だの「昨日○○中の奴にカラまれた」だの、そんな話が日常茶飯事である。

最終学年の3年にもなると学校を代表する気持ちもあるせいか、そういった傾向は顕著だった。同級生達もそんな話で盛り上がっていたと記憶している。

ある日、同じバスケットボール部に所属していた、いわゆるやんちゃな友人達と遊んでいる際に偶然G君と会ったことがある。幸い友人の1人が顔見知りだったため、ケンカに発展することはなかった。しかし物騒な話とはまったく無縁な中、健やかに育った自分が初めて見たG君は、とても同じ中学生だとは思えなかった。「あ、こりゃムリだわ」と本能的に感じたことを覚えている。圧倒的な体格差の前には、立ち向かおうとする気持ちすら起きなかった。"力"というキーワードを軸に記憶を探ると、そんな事を思い出す。

中学では鬼体育会系の顧問(平手打ちが得意)と先輩達(すぐボールを投げてくる)が集うバスケ部に所属していたものの、しょせん、片田舎にある中学校の弱小バスケ部。本格的に体を鍛えることはなかった。たまに雨が降ると階段の踊り場や廊下で行われる、地味な自重の筋トレや手押し車(懐かしい)が、大がつくほど嫌いだった。

今になると「もうちょっと、ちゃんとやっておけばよかったな」とも思うが、当時青春真っ只中の自分にとって、筋トレなんぞより楽しいと思うことがそこら中に転がっていた。だから、正しいフォームや筋肉へ負荷をかける意識などまったく持たず、ただ顧問や主将が決めた回数を早く終わらせ、さっさと遊びに行くことを考えていた。もちろん筋肉などつくはずもなく、160cm45kg(推定)の貧弱な体ではレギュラーになれるわけもなかったが、軽さを生かし体育祭の組体操の三段タワーでは頂上を担当するなど、活躍の場を広げていた。

中学よりもさらに田舎にあった高校では、テニス部へ入部した。ほとんど大学のサークル(当時はわからなかったが)のようなノリで、恐らく校内の運動部で一番ユルかったのではないかと思う。それでも夏休みには毎日学校へ行き、朝から晩までテニスに打ち込んだ。中学同様トレーニングなどは行っていなかったが、ある日ふと腕を見ると、利き腕と逆腕の太さが少し違うことに気づく。テニスは利き腕でラケットを振るため、トレーニングせずとも自然に利き腕が鍛えられていたのだろう。マッスルミートと呼ぶほどの出会いではないにせよ、筋肉は鍛えれば大きくなるんだなぁ、と初めて気づいた瞬間だったと、今になって思う。

毎日2限が終わるころには弁当を完食し、昼休みをフルに使ってバスケやサッカーをするなど、スポーツ好きではあった。だが高校卒業後の進学先が美大だったのもあり、しばしスポーツからは離れることとなる。

月日は流れ、本格的にトレーニングを始めたのは今から2年前、28歳のころ。ドームでの仕事にも慣れ始めた2012年の5月。ゴールデンウィークが明けたころのある日、会社の同僚に誘われるがままジムへ行ったのがきっかけだった。

大学では必修科目の体育以外いっさい運動を行わないほどスポーツから離れ、社会人になってからは軽いトレーニングをたしなむ程度に行ってきた。だが30歳を手前に、大好きなラーメンを食べすぎて腹がダルダルになり「このまま中年になりたない」という思いがあったのは確かだ。

久々に本気で体に負荷をかける緊急事態だった。60kgのベンチプレス...まったく挙がらない。50kg...何とか挙げる。言わずもがな、烈火の如く訪れた翌日の筋肉痛。し、しんどい...。

トレーニングを開始、継続するにあたり、明確な理由があったわけではない。正直、続くのだろうか...。

趣味でバイクに乗る自分には当時、海の向こう、アメリカで自分と同じ日本製の大型バイクを駆る筋骨隆々の男達への憧れが少なからずあった。そこでとりあえず、彼らのような身体を目標に頑張ることに。「3カ月続ければ体に変化がある」と聞いていたので、当初は「きついけどひとまず3カ月くらいはやってみるか」という程度の軽い気持ちだったと思う。

幸い恵まれた環境だった(会社まわりにトレーニングやサプリメントの知識がある人が多くいた)こともあり、開始直後からフォームやサプリメントについてのアドバイスをもらいながら、効率的にトレーニングを行うことができた。そのため、夏になると自分の体が徐々にではあるが変わってきていることを実感できた。

ふと鏡を見ると、トレーニングを開始したころは延べ棒のようだった腕に"溝"ができていることに気づいた。以前、仕事で関わった社内の営業部の方が「ラグビーをやってる人はユニフォームの袖からココのカットを見せたいんですよ」と言って上腕三頭筋の溝を指していたことを思い出し「コレのことか!」と認識した瞬間。それが自分にとっての「マッスルミート」である。

その瞬間から、体が大きくなることや挙上重量が増えることが楽しく感じるようになり、2年経った現在も頻度を落とすことなくトレーニングを継続している。

おそらく自分は一般的に見ても、アスリートのアの字にも触れないような時間を過ごしてきたタイプだろう。スポーツで輝かしい成績を残したこともなければ、何かの選抜チームに入ったこともない。スポーツという視点でいえば、おそらく世の大部分を占める"普通の人"だったと思う。

そんな自分が確固たるモチベーションもないままに始めたウエイトトレーニングではあったが、2年継続した結果、ベンチプレス120kgを拳上するまでに至った。そして時々やっている草バスケでは、フィジカルで相手を圧倒することもできた。

アスリートなどと自称するのはおこがましいが、少しだけ普通ではなくなった気がする。

現在体重は72kg、おそらく身長の伸びが止まった高校生のころから10kg以上増加している。体が大きくなると不思議と少しだけ自信もつく。体を鍛える前まで自信がなかったわけではないが、肉体の成長とともに、精神的な成長やそこから生まれる余裕を感じるようになった。体重の増加とともに得た経験やそこからくる自信、挙上重量を減らさぬよう、今後もトレーニングに励んでいきたいと思う。

~マッスルメイト~

迷う暇もなく即答できる。ホエイプロテインスーパープレミアム(バニラ風味)R4アルティメットリカバリーアドバンテージのミックスドリンク、通称「SPR4」である。

ホエイプロテインスーパープレミアム/バニラ風味 R4 アルティメット リカバリー アドバンテージ

人気SF映画の登場人物を思わせる(?)親しみやすい名の盟友だ。もともとは同僚の方に「体を作る基になるたんぱく質(=プロテイン)と回復を促すR4を毎トレーニング後に飲んでおけば大丈夫」と言われたのがきっかけだ。

今はそこにクレアチンを足し、摂取している。水道水で作られる1杯600円弱の高級ドリンク(300ml)。値段に違わず最高にうまく、最高の効果を発揮する飲み物である。

数あるプロテインの中でSP(スーパープレミアム)を選んだのは、SS(スーパーストイック)がプレーン味で、何となく「SPはバニラ風味だし、そっちのがうまいんじゃね?」なんて思ったからだ。そいつとR4(レモンライム風味)を混ぜて飲むと「おぉ!やっぱうまいじゃん!」となった。これがSPR4との出会いである。

自分は初めて飲んだ瞬間からおいしく感じたが、周りに試してもらうとイマイチな反応が返ってくることも少なくない。だが、それは自分達の相性がいい、ということなんだろう。旧知の友人よろしく最初から意気投合したSPR4とは、その日以来毎回トレーニングで顔を合わせている。

トレーニングを始めた当初はサプリメントの知識はなく、「トレーニングと同じくらい栄養摂取は重要」と言われていたので、うまいとは思いつつもただ盲目的に飲むだけだった。しかし、飲むことによって得られる体への効果を実感するようになってからは、こいつがないとモチベーションが上がらない。SPによる筋肥大とR4による回復。トレーニングでぶっ壊した筋肉をより強く再生させる上ではどちらも欠かせない要素だ。SPR4がなければ、確実に2年でここまで到達できなかっただろう。トレーニングと同じくらい栄養摂取が大事である、ということを、身をもって経験できた。

不思議なことに、トレーニングをしないとまったく飲みたくならない。だが、ひとたびトレーニングを始めれば「早くSPR4を!」という気持ちが生まれてくる。夏休みのバスケ練習で極限までしごかれた後に飲む、スポーツドリンクさながらである。基本的に社内のジムでトレーニングするのでサプリメントは常にオフィスに置いているが、休日にトレーニングする際は、わざわざオフィスに取りに行く始末である。

もはやトレーニングのために飲んでいるのか、これが飲みたくてトレーニングしているのかわからない。そんな状態だ。

それほどの魅力がSPR4には秘められている。

白圡 慧

白圡 慧(しらと けい)
株式会社ドーム アパレル部 デザイナー
武蔵野美術大学造形学部出身
174cm/72kg。現在ベンチプレス120kg。
文化系アスリートを目指し、日々トレーニング中。

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