体重・脂肪DOWN

冬こそ身体を絞り切れ ー後編ー

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冬こそ身体を絞り切れ ー後編ー

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■ カルニチンが脂肪を運び込む

脂肪を燃やすためには、脂肪酸をミトコンドリアに運び入れることが必要だ。しかし、脂肪酸はそのままではミトコンドリアに入り込むことができない。アシルカルニチンというものに変換されて、はじめて入り込むことができるのだ。
そしてミトコンドリアに入り込んだアシルカルニチンは、アシルCoAとカルニチンに分解され、アシルCoAがアセチルCoAとなってエネルギー経路に入り込んでいくという流れとなる。
これらの流れにおいて、「カルニチン」というアミノ酸が必要となる。逆に言えば、カルニチンが不足していたら脂肪をエネルギーにすることができないのだ。
カルニチンはリジンとメチオニンから体内で合成することができる。しかしその合成能力は20代をピークにして、徐々に低下していってしまう1。そのため30歳を超えたらカルニチンも外部から摂取するようにしたい。サプリメントで摂取するのがベストだが、食物の中では羊や鹿の肉にカルニチンが多く含まれていることは知っておいて良いだろう。

■ オルニチンが血流を促進する

プロテインをよく飲むウォリアーの悩みの一つに、「体臭」が挙げられるかもしれない。たんぱく質はアンモニアを発生させるため、たんぱく質を多めに摂取することによって体臭がきつくなることがあるのだ。またアンモニアは精神的な疲労を産み出す可能性もある。
そこで活躍するのがオルニチンだ。オルニチンは「オルニチン回路」を活性化してアンモニアの解毒を促し、尿として排泄するのを助けることができる。
またオルニチンはアルギニンに変わり、一酸化窒素(NO)を発生させて血管を拡張し、血流を改善する。それにより、酸素や栄養物質の運搬がスムーズになり、持久力の改善やエネルギーアップが期待できるのだ2,3

■ シネフリンが体脂肪を分解する

運動をしたり、食事を減らしたりすることによって体脂肪が減るのは常識だ。このときには、体脂肪(中性脂肪)が脂肪酸とグリセロールとに分解され、脂肪酸が血中に放出される必要がある。
このときに働く酵素を「ホルモン感受性リパーゼ」と呼ぶ。ホルモン感受性リパーゼはその名の通り、ホルモンの働きによって活性化されるのだが、このときに働く主要なホルモンはアドレナリンやノルアドレナリンである。これらのホルモンが「アドレナリン受容体」に結合することによって、ホルモン感受性リパーゼが活性化されるわけだ。

ホルモンだけでなく、「シネフリン」という柑橘系果物に含まれる物質もアドレナリン受容体に結び付くことができる。そのためシネフリンを摂取すれば、運動したりダイエットしたりする時と同じように、体脂肪の分解を促すことができるのだ4。シネフリン摂取により、エクササイズ中の脂肪酸のエネルギー化が増加したという報告もある5。またシネフリンを摂取することによってスクワットのレップスが増加し、ピークパワーが高まったという報告もある6
シネフリンとオルニチン、カルニチン、そしてCoQ10をすべて配合したサプリメントがDNSの「4Way メガバーン」だ。冬の間に身体を絞り切り、来シーズンに向けてより強く、軽快でスピーディな肉体を手に入れたいウォリアーはぜひ試してほしい。

※4ウェイメガバーンは終盤しております。後継品のバーニングSPをご利用下さい。

(前編を読む)


【参考文献】

  • 1:Age and Sex Dependency of Carnitine Concentration in Human Serum and Skeletal Muscl. Clinical Chemistry December 2001 vol. 47 no. 12 2150-2153
  • 2:Effects of oral supplementation of L-arginine in the treatment of pulmonary hypertension secondary to pulmonary embolism: a case report. Fukushima J Med Sci. 2010 Dec;56(2):135-8.
  • 3:L-arginine supplementation prolongs exercise capacity in congestive heart failure. Kardiol Pol. 2004 Apr;60(4):348-53.
  • 4:A Review of the Human Clinical Studies Involving Citrus aurantium(Bitter Orange) Extract and its Primary Protoalkaloid p-Synephrin. Int J Med Sci. 2012; 9(7): 527-538.
  • 5:Acute p-synephrine ingestion increases fat oxidation rate during exercise. Br J Clin Pharmacol. 2016 Aug;82(2):362-8. doi: 10.1111/bcp.12952. Epub 2016 May 7.
  • 6:The effects of supplementation with P-Synephrine alone and in combination with caffeine on resistance exercise performance. J Int Soc Sports Nutr. 2015 Sep 17;12:35. doi: 10.1186/s12970-015-0096-5. eCollection 2015.
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■ カルニチンが脂肪を運び込む

脂肪を燃やすためには、脂肪酸をミトコンドリアに運び入れることが必要だ。しかし、脂肪酸はそのままではミトコンドリアに入り込むことができない。アシルカルニチンというものに変換されて、はじめて入り込むことができるのだ。
そしてミトコンドリアに入り込んだアシルカルニチンは、アシルCoAとカルニチンに分解され、アシルCoAがアセチルCoAとなってエネルギー経路に入り込んでいくという流れとなる。
これらの流れにおいて、「カルニチン」というアミノ酸が必要となる。逆に言えば、カルニチンが不足していたら脂肪をエネルギーにすることができないのだ。
カルニチンはリジンとメチオニンから体内で合成することができる。しかしその合成能力は20代をピークにして、徐々に低下していってしまう1。そのため30歳を超えたらカルニチンも外部から摂取するようにしたい。サプリメントで摂取するのがベストだが、食物の中では羊や鹿の肉にカルニチンが多く含まれていることは知っておいて良いだろう。

■ オルニチンが血流を促進する

プロテインをよく飲むウォリアーの悩みの一つに、「体臭」が挙げられるかもしれない。たんぱく質はアンモニアを発生させるため、たんぱく質を多めに摂取することによって体臭がきつくなることがあるのだ。またアンモニアは精神的な疲労を産み出す可能性もある。
そこで活躍するのがオルニチンだ。オルニチンは「オルニチン回路」を活性化してアンモニアの解毒を促し、尿として排泄するのを助けることができる。
またオルニチンはアルギニンに変わり、一酸化窒素(NO)を発生させて血管を拡張し、血流を改善する。それにより、酸素や栄養物質の運搬がスムーズになり、持久力の改善やエネルギーアップが期待できるのだ2,3

■ シネフリンが体脂肪を分解する

運動をしたり、食事を減らしたりすることによって体脂肪が減るのは常識だ。このときには、体脂肪(中性脂肪)が脂肪酸とグリセロールとに分解され、脂肪酸が血中に放出される必要がある。
このときに働く酵素を「ホルモン感受性リパーゼ」と呼ぶ。ホルモン感受性リパーゼはその名の通り、ホルモンの働きによって活性化されるのだが、このときに働く主要なホルモンはアドレナリンやノルアドレナリンである。これらのホルモンが「アドレナリン受容体」に結合することによって、ホルモン感受性リパーゼが活性化されるわけだ。

ホルモンだけでなく、「シネフリン」という柑橘系果物に含まれる物質もアドレナリン受容体に結び付くことができる。そのためシネフリンを摂取すれば、運動したりダイエットしたりする時と同じように、体脂肪の分解を促すことができるのだ4。シネフリン摂取により、エクササイズ中の脂肪酸のエネルギー化が増加したという報告もある5。またシネフリンを摂取することによってスクワットのレップスが増加し、ピークパワーが高まったという報告もある6
シネフリンとオルニチン、カルニチン、そしてCoQ10をすべて配合したサプリメントがDNSの「4Way メガバーン」だ。冬の間に身体を絞り切り、来シーズンに向けてより強く、軽快でスピーディな肉体を手に入れたいウォリアーはぜひ試してほしい。

※4ウェイメガバーンは終盤しております。後継品のバーニングSPをご利用下さい。

(前編を読む)


【参考文献】

  • 1:Age and Sex Dependency of Carnitine Concentration in Human Serum and Skeletal Muscl. Clinical Chemistry December 2001 vol. 47 no. 12 2150-2153
  • 2:Effects of oral supplementation of L-arginine in the treatment of pulmonary hypertension secondary to pulmonary embolism: a case report. Fukushima J Med Sci. 2010 Dec;56(2):135-8.
  • 3:L-arginine supplementation prolongs exercise capacity in congestive heart failure. Kardiol Pol. 2004 Apr;60(4):348-53.
  • 4:A Review of the Human Clinical Studies Involving Citrus aurantium(Bitter Orange) Extract and its Primary Protoalkaloid p-Synephrin. Int J Med Sci. 2012; 9(7): 527-538.
  • 5:Acute p-synephrine ingestion increases fat oxidation rate during exercise. Br J Clin Pharmacol. 2016 Aug;82(2):362-8. doi: 10.1111/bcp.12952. Epub 2016 May 7.
  • 6:The effects of supplementation with P-Synephrine alone and in combination with caffeine on resistance exercise performance. J Int Soc Sports Nutr. 2015 Sep 17;12:35. doi: 10.1186/s12970-015-0096-5. eCollection 2015.