競技パフォーマンスUP

流浪の編集長つれづれレポート 「福島県社会人サッカー2部リーグ開幕戦、いわきFC 対 グロリーズ福島」観戦記

流浪の編集長つれづれレポート
「福島県社会人サッカー2部リーグ開幕戦、いわきFC 対 グロリーズ福島」観戦記

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流浪の編集長つれづれレポート 「福島県社会人サッカー2部リーグ開幕戦、いわきFC 対 グロリーズ福島」観戦記

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「福島県社会人サッカー2部リーグ開幕戦、いわきFC 対 グロリーズ福島」観戦記

■いわきFC、そのポテンシャルやいかに!?

4月10日、いわきグリーンフィールドにて、 福島県社会人サッカー2部リーグ開幕戦が行われた。
新生いわきFCの記念すべき第1戦。
ワタクシ”DESIRE TO EVOLUTION・流浪の編集長”前田も、東京から3時間、バスに揺られて駆けつけたのであった(決して、その横で行われていた「いわきサンシャイン博」のオープニングイベントが目的ではない・笑)。
相手はグロリーズ福島。聞けば昨年まで、県社会人1部リーグにいたチームらしいが、そんなことは関係なし。圧倒せねばならない。

昨年までトータル5600人収容のスタンドは8割方満員。
ほぼ、いわきFCのファンで埋め尽くされている。
地元のファンの方々の会話を盗み聞きするに、1人1人の選手やサッカーの戦術に詳しい人も多く見られるようす。
果たして、いわきFCのポテンシャルやいかに!?

アンダーアーマーのコラボレーティング・アーティスト、加藤ミリヤさんの国歌独唱が終わり、キックオフ。
いわきFCは試合開始とともに、ラインを高く保った4-3-3から徹底したサイド攻撃を仕掛ける。

ワタクシ、サッカーの戦術については門外漢ゆえコメントは避けるが、いち素人観客としての視点から、印象をしっかりと記しておきたい。
チーム結成からたった2カ月。
だが、彼らの身体つきは確実にたくましくなった。
ボールの奪い合い、身体のぶつけ合い、空中での競り合い…すべて完勝だ。
そして相手が少々ラフにボールを奪おうと仕掛けてきても、ファールを狙ってバタバタとピッチに倒れ込むようなことはない。
考えてみれば、そんなことは当たり前。
なぜなら、彼らはここで勝つために生まれたチームではない。
目指すのはJのピッチであり、その先の世界の舞台なのだ。


■「魂の息吹くフットボール」は、これからも続いていく。

いわきFCは開始からほぼ一方的にボールポゼッションを続け、グロリーズ福島に反撃の糸口を与えない。
DF 金城 クリストファー 達樹選手が再三にわたって右サイドを深くえぐり、FWの片山 紳選手や菊池 将太選手らをターゲットにセンタリングを上げ続ける。
しかし相手のグロリーズ福島も、昨年まで福島県社会人1部リーグにいたチーム。
自陣に完全に引かれてしまえば、やすやすとは崩せない。
いわきFCは開始早々からほぼ敵陣のみでプレーし、再三シュートを放つも無得点が続く。

DF 金城 クリストファー 達樹

FW 片山 紳

均衡が破れたのが前半14分。
MF 新井 怜治選手のゴールで公式戦初得点を挙げると、25分にFW 菊池 翔太選手、40分にFW 宮崎 竣平選手がゴール。
3対0で前半を終えると、後半も得点ラッシュ。
試合はそのまま、いわきFCがサイド攻撃で終始圧倒。記念すべき公式戦第1戦は8対0の完勝となった。

MF 新井 伶治

FW 菊池 翔太

FW 宮崎 崚平

後半は相手選手の足が止まり、平均年齢21.2歳のいわきFCがスタミナとスピードの差を見せつけた印象であった。
しかし、この結果に満足している選手やスタッフは1人もいないはずだ。
なぜならこのチームは、「ただ勝てばOK」なサッカークラブではないのだから。

前へ前へひたすらアグレッシブに走り、ファイトし続ける。
圧倒的なパワーとスピード、スタミナで対戦相手を圧倒し、力強く美しいサッカーで見に来てくれた観客やファンを虜にする。
そして、日本サッカーのフィジカルスタンダードを変える。
そんな重い役割を背負っているのが、彼らなのだ。

そのためにも、選手達には恵まれたといってよい練習環境と生活環境、そして何より強力な最高のサプリメントが用意されている。
だからこそ、アグレッシブで観客の心を震わせるサッカーをして、結果を出さねばならない。
そこに甘えは許されず、逃げ場などない。
そして地元ファンに愛されるチームであり続けるためにも、引き続き、結果と内容の両方が厳しく問われていくことだろう。

いわきFCの「魂の息吹くフットボール」は、これからも続いていく。
彼らがJのピッチで躍動し、チャンピオンシップの舞台で勝つ。
クラブワールドカップの決勝戦に勝利し、高々とカップを掲げる。
そして、日本サッカーのフィジカルスタンダードが変わる。
そんな夢のような日が来るまで、ワタクシも微力ながら彼らを追いかけ続けたいと思う。

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■いわきFC、そのポテンシャルやいかに!?

4月10日、いわきグリーンフィールドにて、 福島県社会人サッカー2部リーグ開幕戦が行われた。
新生いわきFCの記念すべき第1戦。
ワタクシ”DESIRE TO EVOLUTION・流浪の編集長”前田も、東京から3時間、バスに揺られて駆けつけたのであった(決して、その横で行われていた「いわきサンシャイン博」のオープニングイベントが目的ではない・笑)。

相手はグロリーズ福島。聞けば昨年まで、県社会人1部リーグにいたチームらしいが、そんなことは関係なし。圧倒せねばならない。

昨年までトータル5600人収容のスタンドは8割方満員。
ほぼ、いわきFCのファンで埋め尽くされている。
地元のファンの方々の会話を盗み聞きするに、1人1人の選手やサッカーの戦術に詳しい人も多く見られるようす。

果たして、いわきFCのポテンシャルやいかに!?

アンダーアーマーのコラボレーティング・アーティスト、加藤ミリヤさんの国歌独唱が終わり、キックオフ。
いわきFCは試合開始とともに、ラインを高く保った4-3-3から徹底したサイド攻撃を仕掛ける。

ワタクシ、サッカーの戦術については門外漢ゆえコメントは避けるが、いち素人観客としての視点から、印象をしっかりと記しておきたい。

チーム結成からたった2カ月。
だが、彼らの身体つきは確実にたくましくなった。
ボールの奪い合い、身体のぶつけ合い、空中での競り合い…すべて完勝だ。
そして相手が少々ラフにボールを奪おうと仕掛けてきても、ファールを狙ってバタバタとピッチに倒れ込むようなことはない。

考えてみれば、そんなことは当たり前。
なぜなら、彼らはここで勝つために生まれたチームではない。
目指すのはJのピッチであり、その先の世界の舞台なのだ。


■「魂の息吹くフットボール」は、これからも続いていく。

いわきFCは開始からほぼ一方的にボールポゼッションを続け、グロリーズ福島に反撃の糸口を与えない。
DF 金城 クリストファー 達樹選手が再三にわたって右サイドを深くえぐり、FWの片山 紳選手や菊池 将太選手らをターゲットにセンタリングを上げ続ける。
しかし相手のグロリーズ福島も、昨年まで福島県社会人1部リーグにいたチーム。
自陣に完全に引かれてしまえば、やすやすとは崩せない。
いわきFCは開始早々からほぼ敵陣のみでプレーし、再三シュートを放つも無得点が続く。

DF 金城 クリストファー 達樹

FW 片山 紳

均衡が破れたのが前半14分。
MF 新井 怜治選手のゴールで公式戦初得点を挙げると、25分にFW 菊池 翔太選手、40分にFW 宮崎 竣平選手がゴール。
3対0で前半を終えると、後半も得点ラッシュ。
試合はそのまま、いわきFCがサイド攻撃で終始圧倒。記念すべき公式戦第1戦は8対0の完勝となった。

MF 新井 伶治

FW 菊池 翔太

FW 宮崎 崚平

後半は相手選手の足が止まり、平均年齢21.2歳のいわきFCがスタミナとスピードの差を見せつけた印象であった。
しかし、この結果に満足している選手やスタッフは1人もいないはずだ。
なぜならこのチームは、「ただ勝てばOK」なサッカークラブではないのだから。

前へ前へひたすらアグレッシブに走り、ファイトし続ける。
圧倒的なパワーとスピード、スタミナで対戦相手を圧倒し、力強く美しいサッカーで見に来てくれた観客やファンを虜にする。
そして、日本サッカーのフィジカルスタンダードを変える。
そんな重い役割を背負っているのが、彼らなのだ。

そのためにも、選手達には恵まれたといってよい練習環境と生活環境、そして何より強力な最高のサプリメントが用意されている。
だからこそ、アグレッシブで観客の心を震わせるサッカーをして、結果を出さねばならない。
そこに甘えは許されず、逃げ場などない。
そして地元ファンに愛されるチームであり続けるためにも、引き続き、結果と内容の両方が厳しく問われていくことだろう。

いわきFCの「魂の息吹くフットボール」は、これからも続いていく。
彼らがJのピッチで躍動し、チャンピオンシップの舞台で勝つ。
クラブワールドカップの決勝戦に勝利し、高々とカップを掲げる。
そして、日本サッカーのフィジカルスタンダードが変わる。
そんな夢のような日が来るまで、ワタクシも微力ながら彼らを追いかけ続けたいと思う。

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