健康・体力・美容UP

食事とサプリメントを工夫して酷暑を乗り切れ!

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食事とサプリメントを工夫して酷暑を乗り切れ!

食事とサプリメントを工夫して酷暑を乗り切れ!

※2018年8月時点の情報に基づいて記事を作成しています。

暑い! とにかく暑い! だが、まとまった時間を取れるこの季節は、パフォーマンスアップには最適なタイミングであるのも確か。実際、多くのトップアスリートは、夏をきっかけに強く大きな肉体と圧倒的スピード、そして優れたパフォーマンスを手に入れてきた。そこで今回は3人のDNS戦士に、この時期を上手く乗り切る方法を語ってもらった。(インタビューは2018年夏に実施)

■「夏場こそ、自分の身体と向き合うべき」鈴木大輔(サッカー)

2016年よりスペイン2部リーグのジムナスティック・タラゴナで活躍し、今年、契約を満了。現在は新たな挑戦に向けて準備中の鈴木大輔選手。この7月、いわきFCの練習に4日間参加し、30℃を軽く超える猛暑の中、精力的に動いた。

「練習はとてもハードですが、ギラギラした若い選手達に刺激をもらいながらやっています」

かつて、夏は決して得意な季節ではなかった。アルビレックス新潟~柏レイソルそしてジムナスティック・タラゴナと続いたキャリアの中で、夏場、急激に体力が落ちたことが何度かあった。

「実は昨年もありました。暑さが厳しいことと夏場に試合を重ねたことで、少しバテたような状態になってしまった。おそらく、水分補給をやや怠ったことと、食事の量を増やさなかったことが原因。今思うと、もっとこまめに水分を摂り、食事の量も増やすべきだった。あとはEPAなども摂っておくべきでしたね。

夏場はどうしてもフィジカルが落ちてくる。そんな時こそ、自分の身体の声をしっかりと聞いてほしい。高校生や大学生は勢いで行けちゃう面もあるので、食事や身体のケアについて無頓着だったりする。でも結局それが原因でケガをして、その積み重ねが大きなケガにつながったりする。だから夏場こそ自分の身体と向き合って、食事やサプリメントの量を増やすなど、何かを変えなくてはいけないと思います」

鈴木選手が現在摂っているサプリメントはプロテインの他、R4ビタミン、ZMA、ジョイント、EPAなど。

「以前から変わりませんが、毎日全部摂ることはなくなりました。今は、例えばちょっと疲労を抜きたいと思ったらEPAを摂ったり、疲れていると思ったら練習後のプロテインに加えてR4を飲んでみたりというように、身体の状態に応じて必要なサプリメントを選んでいます。

鈴木大輔選手

鈴木大輔選手

それと僕は胃腸が弱い方なので、食事を一気にたくさん摂ると消化しきれないことがある。だから時々、間食としてソイフィットプロテインバーを摂り、お腹が減りすぎないように工夫していますね。

あとは、鉄分のサプリメントがあったらいいなと。ある時期、立ちくらみが多いと思って、たぶん鉄分が足りてないなと。実際に血液検査で鉄分が下がっていたので。サプリメントで補えるとうれしいです」

注意してほしいのが、現在29歳の鈴木選手の場合、これまで基本的なサプリメントをしっかり摂ってきた積み重ねがあるから、自分の身体が何を必要としているのかを理解できている、ということ。サプリメントを取り始めて間もない高校生や大学生はまず、ベーシックなサプリメントを摂り、身体にどんな変化が起こるのかを知ることから始めるといいかもしれない。

「以前は何も考えず、とにかくすべてのサプリメントを獲りたいと思っていました。でも今は違います。自分の感覚を大事にして、身体と相談しながらサプリメントを使っています。それはいろいろなサプリメントを試し、説明もしていただいた上で、自分で考えてきた経験があるから。自分の身体が疲れているとしたら何を摂ればいいのかは、だいたいわかる。新しいチームに移っても、この感覚を大切にして頑張っていきます」

■「夏場に特に大事なのは、プロテインの飲みやすさ」山田章仁&立川理道(ラグビー)

パナソニック・ワイルドナイツに所属する山田章仁選手と、クボタスピアーズに所属する立川理道選手は、夏を乗り切るためのコツについてこう語る。

「当たり前のことですが熱中症は怖いですし、足がつったりもしないよう、昔から水分補給には気を使ってきました。昔は練習中以外の時間は、水すら用意されていなかった。グラウンドを往復するバスの車内など、普段の移動も気をつけた方がいいです」(立川)

「特に夏合宿では、栄養を意識してしっかり摂ること。最初の数日は気持ちも身体も楽ですが、そういう時ほど栄養摂取を意識しないもの。それで結局、合宿の終盤に疲れがたまり、あわててたくさん食事やサプリメントを摂っても手遅れです。だから、合宿が始まる前日までにちゃんと栄養を摂っておき、初日から最終日と同じような意識でトレーニングに打ち込むこと。それでケガを防げるし、より充実したトレーニングができる。

山田章仁選手

自分自身、夏合宿の最初の方で食事やケアを適当に済ませていた結果、合宿の中盤から終盤にかけて大きなケガをしたり、体調を崩したことがあります。人間、調子のいい時は自分から目を逸らしがちだけれど、そんな時こそしっかりと自分を見つめるべきですね」(山田)

山田章仁選手

合宿中に疲れがたまってくると、食べる作業が面倒になる。そういったことも踏まえ、最終日までしっかり動くことを考えて、エネルギーをためておくことが大切だ。ただし、夏場は食欲が減退するのも確か。さっぱりと飲みやすいプロテインなどで、こまめに栄養を摂取するといいだろう。

立川理道選手

立川理道選手


「疲れるとしっかりご飯を食べられないものですが、昔は無理矢理でも食べるように心がけていました。特に高校時代は身体が細かったので、もっと大きくなりたくて一所懸命食べていたのを思い出します。当時はサプリメントをあまり摂っていなかったのですが、今のような飲みやすいプロテインでたんぱく質をしっかり摂れていたら、もう少し楽だったかもしれませんね」(立川)


「特に、夏は飲むこと自体が億劫になりがちですから、プロテインの味は重要。あとぜいたくを言えば、必要なサプリメントが一つにまとまったボールみたいなものがあったらいいなあ、とは思います(笑)」(山田)

いかがだろうか。ウォリアー諸君は熱中症に最大限の注意を払いつつ、トップ選手達の声を参考にこの酷暑を乗り切ってほしい。そして最高のコンディションで、最高のパフォーマンスを見せつけてほしいと思う。




Text:
前田成彦
DESIRE TO EVOLUTION編集長(株式会社ドーム コンテンツ企画部所属)。学生~社会人にてアメリカンフットボールを経験。趣味であるブラジリアン柔術の競技力向上、そして学生時代のベンチプレスMAX超えを目標に奮闘するも、誘惑に負け続ける日々を送る。お気に入りのマッスルメイトはホエイSP。

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※2018年8月時点の情報に基づいて記事を作成しています。

暑い! とにかく暑い! だが、まとまった時間を取れるこの季節は、パフォーマンスアップには最適なタイミングであるのも確か。実際、多くのトップアスリートは、夏をきっかけに強く大きな肉体と圧倒的スピード、そして優れたパフォーマンスを手に入れてきた。そこで今回は3人のDNS戦士に、この時期を上手く乗り切る方法を語ってもらった。(インタビューは2018年夏に実施)

■「夏場こそ、自分の身体と向き合うべき」鈴木大輔(サッカー)

2016年よりスペイン2部リーグのジムナスティック・タラゴナで活躍し、今年、契約を満了。現在は新たな挑戦に向けて準備中の鈴木大輔選手。この7月、いわきFCの練習に4日間参加し、30℃を軽く超える猛暑の中、精力的に動いた。

「練習はとてもハードですが、ギラギラした若い選手達に刺激をもらいながらやっています」

かつて、夏は決して得意な季節ではなかった。アルビレックス新潟~柏レイソルそしてジムナスティック・タラゴナと続いたキャリアの中で、夏場、急激に体力が落ちたことが何度かあった。

「実は昨年もありました。暑さが厳しいことと夏場に試合を重ねたことで、少しバテたような状態になってしまった。おそらく、水分補給をやや怠ったことと、食事の量を増やさなかったことが原因。今思うと、もっとこまめに水分を摂り、食事の量も増やすべきだった。あとはEPAなども摂っておくべきでしたね。

夏場はどうしてもフィジカルが落ちてくる。そんな時こそ、自分の身体の声をしっかりと聞いてほしい。高校生や大学生は勢いで行けちゃう面もあるので、食事や身体のケアについて無頓着だったりする。でも結局それが原因でケガをして、その積み重ねが大きなケガにつながったりする。だから夏場こそ自分の身体と向き合って、食事やサプリメントの量を増やすなど、何かを変えなくてはいけないと思います」

鈴木選手が現在摂っているサプリメントはプロテインの他、R4ビタミン、ZMA、ジョイント、EPAなど。

「以前から変わりませんが、毎日全部摂ることはなくなりました。今は、例えばちょっと疲労を抜きたいと思ったらEPAを摂ったり、疲れていると思ったら練習後のプロテインに加えてR4を飲んでみたりというように、身体の状態に応じて必要なサプリメントを選んでいます。

鈴木大輔選手

鈴木大輔選手

それと僕は胃腸が弱い方なので、食事を一気にたくさん摂ると消化しきれないことがある。だから時々、間食としてソイフィットプロテインバーを摂り、お腹が減りすぎないように工夫していますね。

あとは、鉄分のサプリメントがあったらいいなと。ある時期、立ちくらみが多いと思って、たぶん鉄分が足りてないなと。実際に血液検査で鉄分が下がっていたので。サプリメントで補えるとうれしいです」

注意してほしいのが、現在29歳の鈴木選手の場合、これまで基本的なサプリメントをしっかり摂ってきた積み重ねがあるから、自分の身体が何を必要としているのかを理解できている、ということ。サプリメントを取り始めて間もない高校生や大学生はまず、ベーシックなサプリメントを摂り、身体にどんな変化が起こるのかを知ることから始めるといいかもしれない。

「以前は何も考えず、とにかくすべてのサプリメントを獲りたいと思っていました。でも今は違います。自分の感覚を大事にして、身体と相談しながらサプリメントを使っています。それはいろいろなサプリメントを試し、説明もしていただいた上で、自分で考えてきた経験があるから。自分の身体が疲れているとしたら何を摂ればいいのかは、だいたいわかる。新しいチームに移っても、この感覚を大切にして頑張っていきます」

■「夏場に特に大事なのは、プロテインの飲みやすさ」山田章仁&立川理道(ラグビー)

パナソニック・ワイルドナイツに所属する山田章仁選手と、クボタスピアーズに所属する立川理道選手は、夏を乗り切るためのコツについてこう語る。

「当たり前のことですが熱中症は怖いですし、足がつったりもしないよう、昔から水分補給には気を使ってきました。昔は練習中以外の時間は、水すら用意されていなかった。グラウンドを往復するバスの車内など、普段の移動も気をつけた方がいいです」(立川)

「特に夏合宿では、栄養を意識してしっかり摂ること。最初の数日は気持ちも身体も楽ですが、そういう時ほど栄養摂取を意識しないもの。それで結局、合宿の終盤に疲れがたまり、あわててたくさん食事やサプリメントを摂っても手遅れです。だから、合宿が始まる前日までにちゃんと栄養を摂っておき、初日から最終日と同じような意識でトレーニングに打ち込むこと。それでケガを防げるし、より充実したトレーニングができる。

山田章仁選手

自分自身、夏合宿の最初の方で食事やケアを適当に済ませていた結果、合宿の中盤から終盤にかけて大きなケガをしたり、体調を崩したことがあります。人間、調子のいい時は自分から目を逸らしがちだけれど、そんな時こそしっかりと自分を見つめるべきですね」(山田)

山田章仁選手

合宿中に疲れがたまってくると、食べる作業が面倒になる。そういったことも踏まえ、最終日までしっかり動くことを考えて、エネルギーをためておくことが大切だ。ただし、夏場は食欲が減退するのも確か。さっぱりと飲みやすいプロテインなどで、こまめに栄養を摂取するといいだろう。

立川理道選手

立川理道選手


「疲れるとしっかりご飯を食べられないものですが、昔は無理矢理でも食べるように心がけていました。特に高校時代は身体が細かったので、もっと大きくなりたくて一所懸命食べていたのを思い出します。当時はサプリメントをあまり摂っていなかったのですが、今のような飲みやすいプロテインでたんぱく質をしっかり摂れていたら、もう少し楽だったかもしれませんね」(立川)


「特に、夏は飲むこと自体が億劫になりがちですから、プロテインの味は重要。あとぜいたくを言えば、必要なサプリメントが一つにまとまったボールみたいなものがあったらいいなあ、とは思います(笑)」(山田)

いかがだろうか。ウォリアー諸君は熱中症に最大限の注意を払いつつ、トップ選手達の声を参考にこの酷暑を乗り切ってほしい。そして最高のコンディションで、最高のパフォーマンスを見せつけてほしいと思う。