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読売ジャイアンツが実践する夏場の水分補給|GIANTS NUTRITION

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公認スポーツ栄養士 斉藤裕子のGIANTS NUTRITION 公認スポーツ栄養士 斉藤裕子のGIANTS NUTRITION

夏場の水分補給

こんにちは。
長かった梅雨もようやく終わり、本格的な暑さがやってきました。
夏といえば、どんなスポーツを思い浮かべますか?
夏場にピークを迎える競技はたくさんありますが、高校野球を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

私は、初めて行く球場ではじめに必ず行うことがあります。
それは、、、
球場内の冷蔵庫確認です。個人的に夏場はこれが必須事項です。
運動中にどのような水分が補給できるかは、熱中症対策だけでなく、パフォーマンスも左右します。
ちなみに、プロ野球の試合でも高校野球の試合でも、テレビでベンチが映る時は、どんな選手がどんなドリンクをどれくらい飲んでいるかということに注目しています。
選手からも、「相手チームの選手がこんな色のこんなドリンクを飲んでいたけど、あれは何?」といった質問はよくあります。

野球は約3時間近く行う競技なので、試合中にパフォーマンスを維持し続けるためには、スポーツドリンクによる栄養補給が必須となります。
ドームだとあまり暑くなさそう、、、というイメージを持たれる人もいるのですが、ドームでも実は暑いんです。。。
もちろん屋外の球場との違いはありますが、試合をしている選手たちはどの球場でも、とっても汗だくでロッカーに帰ってきます。

球場では事前にドリンクが用意されていますが、その種類は場所によって様々。
また、前日並んでいたドリンクが翌日には違うものに変わっている、ということも、ごくまれにあります。。。
そのため、遠征時はDNSのスポーツドリンク”R.E.D.“を常に持参して、でかけます。

選手たちがいつも飲んでいるR.E.D.は、通常のスポーツドリンクに含まれるエネルギー、電解質、に加えて、ホエイペプチドが配合されているので、運動中から身体のダメージを抑えてくれるものとなっています。
R.E.D.の赤色は何かというと、マリーゴールドから取れた色素と、ムラサキイモから取れる色素、また、色を安定させるためのカラメルを微量加え、合計約0.1%のごくごくわずかな添加量で、植物色素を用いた赤色となっています。スポーツドリンクは多くの量を摂取するものなので、こうした細かい成分にもこだわっていきたいですよね。

水分補給の目的は、過度の脱水および電解質バランスが乱れることを回避することですので、汗で失われる『電解質』を補給することが必須です。
水だけを飲んでいると、体内のミネラル濃度が水で薄まり、電解質濃度が低下してしまいます。そうなると、体があえて体内から水分を排出して、ミネラル濃度を保とうとしてしまうのです。ですから、塩分(100?中に対して0.1~0.2%)や、その他ミネラル(カリウム・マグネシウム)の補給をぜひ意識してみてください。

電解質の次に必要となるのが、エネルギーです。日本スポーツ協会の指針では、スポーツドリンクにおいて4~8%の糖分摂取が推奨されており、R.E.D.以外でも、だいたい市販されているものはこの範囲に当てはまるかと思います。 運動時に糖質を補給することにより、筋肉中のエネルギー源を節約し、スタミナを増やすことができるようになります。

そして、最後にもう一つ大事なポイントが。
飲むタイミングとしては、のどが渇いてからでは遅すぎます!!
水分補給のガイドラインでは、15分から20分に一度100?とよく言われますので、野球選手であれば、できる限りイニング毎に水分を補給したいところです。打順の状況によっては逃してしまうことも多々あるのですが、可能な限りベンチに戻ってきたタイミング、というのを意識し、こまめに補給することを心掛けられると良いですね。

話は変わりますが、主に2軍や3軍の選手が練習や試合を行うジャイアンツ球場では、置いてあるペットボトルのドリンクがほとんどREDなので、皆が同じドリンクを飲んでいます。そうすると起きるのが、”あれ?このドリンク自分のだっけ?”という現象。
飲んでいる途中に、何となく適当にポイっと転がしていると、どこに行ったか分からなくなってしまうんですね。
そこで選手たちは、ぺりぺりとペットボトルのパッケージをはがしつつ、、、、、でも最後までははがさない、という中途半端な状態を作ったり、時には変な置き方をしてみたり、と色々な工夫をしてどれが自分のものか見分けがつくようにしています。
ジャイアンツ球場にお越しの際は、ぜひドリンクのボトルにも注目して、選手個々の絶妙な工夫をご確認ください。

甲子園大会が開幕した高校野球をはじめとして、夏場に行う試合は数多くあります。
このような時は、試合を行っている選手はもちろん、暑い日差しに長時間さらされている応援の選手や保護者の方々、またジャイアンツ球場に応援に来られる方々も、みなさん熱中症対策のためにぜひ電解質の入ったドリンクを忘れずに、ご観戦ください!

R.E.D.(500mlペットボトル)

1(500ml)あたり】

エネルギー:62kcal、たんぱく質:2.5g、脂質:0g、炭水化物:12.9g、食塩相当量:0.3g、カリウム:44.2mg、カルシウム:20.3mg、マグネシウム:3.9mg、デキストリン(クラスターデキストリン):5.5g、果糖:4.5g、ホエイペプチド:2.5g

詳しい情報・ご購入はこちらから DNS Online Shop


(次号を読む)

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夏場の水分補給

こんにちは。
長かった梅雨もようやく終わり、本格的な暑さがやってきました。
夏といえば、どんなスポーツを思い浮かべますか?
夏場にピークを迎える競技はたくさんありますが、高校野球を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

私は、初めて行く球場ではじめに必ず行うことがあります。
それは、、、
球場内の冷蔵庫確認です。個人的に夏場はこれが必須事項です。
運動中にどのような水分が補給できるかは、熱中症対策だけでなく、パフォーマンスも左右します。
ちなみに、プロ野球の試合でも高校野球の試合でも、テレビでベンチが映る時は、どんな選手がどんなドリンクをどれくらい飲んでいるかということに注目しています。
選手からも、「相手チームの選手がこんな色のこんなドリンクを飲んでいたけど、あれは何?」といった質問はよくあります。

野球は約3時間近く行う競技なので、試合中にパフォーマンスを維持し続けるためには、スポーツドリンクによる栄養補給が必須となります。
ドームだとあまり暑くなさそう、、、というイメージを持たれる人もいるのですが、ドームでも実は暑いんです。。。
もちろん屋外の球場との違いはありますが、試合をしている選手たちはどの球場でも、とっても汗だくでロッカーに帰ってきます。

球場では事前にドリンクが用意されていますが、その種類は場所によって様々。
また、前日並んでいたドリンクが翌日には違うものに変わっている、ということも、ごくまれにあります。。。
そのため、遠征時はDNSのスポーツドリンク”R.E.D.“を常に持参して、でかけます。

選手たちがいつも飲んでいるR.E.D.は、通常のスポーツドリンクに含まれるエネルギー、電解質、に加えて、ホエイペプチドが配合されているので、運動中から身体のダメージを抑えてくれるものとなっています。
R.E.D.の赤色は何かというと、マリーゴールドから取れた色素と、ムラサキイモから取れる色素、また、色を安定させるためのカラメルを微量加え、合計約0.1%のごくごくわずかな添加量で、植物色素を用いた赤色となっています。スポーツドリンクは多くの量を摂取するものなので、こうした細かい成分にもこだわっていきたいですよね。

水分補給の目的は、過度の脱水および電解質バランスが乱れることを回避することですので、汗で失われる『電解質』を補給することが必須です。
水だけを飲んでいると、体内のミネラル濃度が水で薄まり、電解質濃度が低下してしまいます。そうなると、体があえて体内から水分を排出して、ミネラル濃度を保とうとしてしまうのです。ですから、塩分(100?中に対して0.1~0.2%)や、その他ミネラル(カリウム・マグネシウム)の補給をぜひ意識してみてください。

電解質の次に必要となるのが、エネルギーです。日本スポーツ協会の指針では、スポーツドリンクにおいて4~8%の糖分摂取が推奨されており、R.E.D.以外でも、だいたい市販されているものはこの範囲に当てはまるかと思います。 運動時に糖質を補給することにより、筋肉中のエネルギー源を節約し、スタミナを増やすことができるようになります。

そして、最後にもう一つ大事なポイントが。
飲むタイミングとしては、のどが渇いてからでは遅すぎます!!
水分補給のガイドラインでは、15分から20分に一度100?とよく言われますので、野球選手であれば、できる限りイニング毎に水分を補給したいところです。打順の状況によっては逃してしまうことも多々あるのですが、可能な限りベンチに戻ってきたタイミング、というのを意識し、こまめに補給することを心掛けられると良いですね。

話は変わりますが、主に2軍や3軍の選手が練習や試合を行うジャイアンツ球場では、置いてあるペットボトルのドリンクがほとんどREDなので、皆が同じドリンクを飲んでいます。そうすると起きるのが、”あれ?このドリンク自分のだっけ?”という現象。
飲んでいる途中に、何となく適当にポイっと転がしていると、どこに行ったか分からなくなってしまうんですね。
そこで選手たちは、ぺりぺりとペットボトルのパッケージをはがしつつ、、、、、でも最後までははがさない、という中途半端な状態を作ったり、時には変な置き方をしてみたり、と色々な工夫をしてどれが自分のものか見分けがつくようにしています。
ジャイアンツ球場にお越しの際は、ぜひドリンクのボトルにも注目して、選手個々の絶妙な工夫をご確認ください。

甲子園大会が開幕した高校野球をはじめとして、夏場に行う試合は数多くあります。
このような時は、試合を行っている選手はもちろん、暑い日差しに長時間さらされている応援の選手や保護者の方々、またジャイアンツ球場に応援に来られる方々も、みなさん熱中症対策のためにぜひ電解質の入ったドリンクを忘れずに、ご観戦ください!

R.E.D.(500mlペットボトル)

1(500ml)あたり】

エネルギー:62kcal、たんぱく質:2.5g、脂質:0g、炭水化物:12.9g、食塩相当量:0.3g、カリウム:44.2mg、カルシウム:20.3mg、マグネシウム:3.9mg、デキストリン(クラスターデキストリン):5.5g、果糖:4.5g、ホエイペプチド:2.5g

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