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競技パフォーマンスUP

読売ジャイアンツの選手も気になるお酒との付き合い方|GIANTS NUTRITION

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読売ジャイアンツの選手も気になるお酒との付き合い方|GIANTS NUTRITION

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公認スポーツ栄養士 斉藤裕子のGIANTS NUTRITION 公認スポーツ栄養士 斉藤裕子のGIANTS NUTRITION

お酒との付き合い方

待ちに待っていた優勝が決まりました。
DNSのサポートが入って早3年。私自身は常駐して2年目で、どこまで選手の役に立つことができたかはわかりませんが、この機会に立ち会うことができてとてもうれしく思いました。

プロ野球の優勝時に恒例となっているのが、ビールかけですね。メジャーリーグでも続々と地区優勝が決まり、シャンパンファイトの様子を目にしますが、日本のビールかけも、とにかくすごい量のビールに驚きでした。

ビールかけは特別なイベントとして、野球選手が普段からアルコールを摂取することで、どのような影響があるのでしょうか。今回は、野球選手とお酒との付き合い方についてお話させていただきます。

まず、野球選手は他の競技よりもアルコールを飲んでいる選手が多いだろう、と思われている方は多いようです。こうした質問をいただくこともあるのですが、私がチームに帯同していて感じることは、それほどお酒を飲む選手は多くない、ということです。

もちろん、オフになれば気晴らしのためにお酒をたしなむ、といった選手はいますが、やはりシーズン中はパフォーマンスのことを考えて控えているのだろうな、という場面を目にしたり、コメントを聞いたりします。

アスリートにとってアルコールは何となくダメかもしれない、という意識を持っている方もいるかと思います。
しかし、人によって代謝等の体質は変わりますが、少量のお酒は食欲増進や血行促進などの良い効果も持ち合わせているのです。コミュニケーションの場として、お酒の席が必要なこともあるでしょう。

では、パフォーマンスとの関係はどうでしょうか。
パフォーマンスについて私が選手によく言うのは、「アルコールは72時間パフォーマンスを低下させる」ということです。
そうすると決まって返ってくる言葉、、、「飲むタイミングないじゃん」。

サッカー、ラグビーやバスケットボールなどの競技の場合、たいてい試合は週末に行われます。そのため、オフの前日に飲んだとしても、この72時間という時間を守ることができ、試合の日に大きな影響は出にくいと考えられます。
それに対して野球は、試合が週6日あるということがほとんどです。そのため、試合の時にパフォーマンスを発揮し続けようと考えるならば、シーズンオフの期間か、時々やってくる数日のまとまった休みを狙って、という形になってしまうのです。

アルコールの摂取によって、具体的にどのようにパフォーマンスに影響するかというと、手と目のコーディネーション、判断力、情報処理能力、焦点調節やスタミナ、筋力、パワーおよびスピードなど、あらゆる機能が低下する、という報告があります。 野球選手はこれらすべてを必要としていると思いますし、野球選手に限らず、ほとんどのアスリートはこれらの能力を求めるでしょう。

実際、パフォーマンスの変化を体感している選手もいます。お酒をよく飲んでいた時はあまりパフォーマンスが良くなかった。しかし、飲まない状況では調子が良い、と選手自身が感じているんですね。

アルコールは睡眠の質にも影響しますので、「昨日あまり眠れなかった」、「今日は体調があまり良くない」といった言葉を投げかけてくれる選手には、飲酒の有無を尋ねることがあります。しかし、飲んでいない、という回答が多いと感じています。

もし、お酒を飲むような機会があったとしても、その後に水分をしっかり確保することや、ビタミンB1を多く含む大豆製品や枝豆などのおつまみの選択を促して、対策をとるようにしています。そうすることで、お酒と上手に付き合えるようになってもらえたら良いなと思っています。
実際、メジャーリーグでは、試合後の球場で摂る夕食にお酒が並べられている、ということも聞きます。メジャーリーガーは、お酒と上手に付き合えているのかもしれません。

先日、ビール会社の看板にホームランを直撃したキャプテンがヒーローインタビューの際に発した「ビール飲みすぎないように、コンディション気にしながら頑張ります」という言葉。ここにすべて集約されているような気がしました。

なんでも「~しすぎ」は良くないですので、時にはお酒の良い面を狙ってリフレッシュしつつも、コンディションを考えた生活を心掛けてほしいです。お酒とともに優勝の余韻を味わいつつ、また、クライマックスシリーズに向けて体調面を整えられるようサポートしていきたいと思います。

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お酒との付き合い方

待ちに待っていた優勝が決まりました。
DNSのサポートが入って早3年。私自身は常駐して2年目で、どこまで選手の役に立つことができたかはわかりませんが、この機会に立ち会うことができてとてもうれしく思いました。

プロ野球の優勝時に恒例となっているのが、ビールかけですね。メジャーリーグでも続々と地区優勝が決まり、シャンパンファイトの様子を目にしますが、日本のビールかけも、とにかくすごい量のビールに驚きでした。

ビールかけは特別なイベントとして、野球選手が普段からアルコールを摂取することで、どのような影響があるのでしょうか。今回は、野球選手とお酒との付き合い方についてお話させていただきます。

まず、野球選手は他の競技よりもアルコールを飲んでいる選手が多いだろう、と思われている方は多いようです。こうした質問をいただくこともあるのですが、私がチームに帯同していて感じることは、それほどお酒を飲む選手は多くない、ということです。

もちろん、オフになれば気晴らしのためにお酒をたしなむ、といった選手はいますが、やはりシーズン中はパフォーマンスのことを考えて控えているのだろうな、という場面を目にしたり、コメントを聞いたりします。

アスリートにとってアルコールは何となくダメかもしれない、という意識を持っている方もいるかと思います。
しかし、人によって代謝等の体質は変わりますが、少量のお酒は食欲増進や血行促進などの良い効果も持ち合わせているのです。コミュニケーションの場として、お酒の席が必要なこともあるでしょう。

では、パフォーマンスとの関係はどうでしょうか。
パフォーマンスについて私が選手によく言うのは、「アルコールは72時間パフォーマンスを低下させる」ということです。
そうすると決まって返ってくる言葉、、、「飲むタイミングないじゃん」。

サッカー、ラグビーやバスケットボールなどの競技の場合、たいてい試合は週末に行われます。そのため、オフの前日に飲んだとしても、この72時間という時間を守ることができ、試合の日に大きな影響は出にくいと考えられます。
それに対して野球は、試合が週6日あるということがほとんどです。そのため、試合の時にパフォーマンスを発揮し続けようと考えるならば、シーズンオフの期間か、時々やってくる数日のまとまった休みを狙って、という形になってしまうのです。

アルコールの摂取によって、具体的にどのようにパフォーマンスに影響するかというと、手と目のコーディネーション、判断力、情報処理能力、焦点調節やスタミナ、筋力、パワーおよびスピードなど、あらゆる機能が低下する、という報告があります。 野球選手はこれらすべてを必要としていると思いますし、野球選手に限らず、ほとんどのアスリートはこれらの能力を求めるでしょう。

実際、パフォーマンスの変化を体感している選手もいます。お酒をよく飲んでいた時はあまりパフォーマンスが良くなかった。しかし、飲まない状況では調子が良い、と選手自身が感じているんですね。

アルコールは睡眠の質にも影響しますので、「昨日あまり眠れなかった」、「今日は体調があまり良くない」といった言葉を投げかけてくれる選手には、飲酒の有無を尋ねることがあります。しかし、飲んでいない、という回答が多いと感じています。

もし、お酒を飲むような機会があったとしても、その後に水分をしっかり確保することや、ビタミンB1を多く含む大豆製品や枝豆などのおつまみの選択を促して、対策をとるようにしています。そうすることで、お酒と上手に付き合えるようになってもらえたら良いなと思っています。
実際、メジャーリーグでは、試合後の球場で摂る夕食にお酒が並べられている、ということも聞きます。メジャーリーガーは、お酒と上手に付き合えているのかもしれません。

先日、ビール会社の看板にホームランを直撃したキャプテンがヒーローインタビューの際に発した「ビール飲みすぎないように、コンディション気にしながら頑張ります」という言葉。ここにすべて集約されているような気がしました。

なんでも「~しすぎ」は良くないですので、時にはお酒の良い面を狙ってリフレッシュしつつも、コンディションを考えた生活を心掛けてほしいです。お酒とともに優勝の余韻を味わいつつ、また、クライマックスシリーズに向けて体調面を整えられるようサポートしていきたいと思います。