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読売ジャイアンツの栄養士から球児へのアドバイス

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2021年2月、DNSはジャイアンツとオフィシャルニュートリションサプライヤー契約を締結した。ここでは、DNSがジャイアンツに派遣し栄養サポートを行う、公認スポーツ栄養士・斉藤裕子が、選手達の食事情やスポーツ栄養にまつわるさまざまな情報をお伝えしていく。

■どのような環境でも「食べるチカラ」を意識する。

昨年、さまざまなイベントが突然中止された際は、今後どうなってしまうのかと少々不安な気持ちにもなりましたが、今年は夏の高校野球が無事開催されたことに喜びを覚えています。

私自身、ジャイアンツに常駐する前は高校野球部へのサポートを行っていたこともあり、高校生アスリートの頑張りは非常に頭に残っています(実は当時サポートしていた高校生に、その後ジャイアンツで再会した選手が数名います)。

高校野球部のサポートを行っていた時は「とにかく体重を増やしたい」と考えるチームが多くあり、そのため「いかに体重を上げるか。それもなるべくなら筋肉で」というポイントでサポートすることがよくありました。筋肉量の増加はトレーニングとの兼ね合いによりますが、トレーニングをしている時、練習をしている時などに、どのように栄養補給を行うかが大切なカギとなります。

特に高校生の部活となると、授業を終えてから夕方に練習となる場合が多いと思います。この場合に考えなければならないのが、練習を始めるタイミングでエネルギーがきちんと満たされているか、といったことです。昼食を摂ってから何も食べずに夕方の練習を始めると、すでにエネルギー切れを起こしていることが多く、いくら練習をしても身体に大きなダメージとなってしまいます。

練習を終えたタイミングの栄養補給も重要です。住んでいる環境が寮なのか、自宅なのか、また自宅から学校まではどれぐらいの距離なのか、といったことを把握する必要があり、環境によって対策が変わります。

学校のすぐ横に寮がある選手は、練習を終えてからそれほど時間をかけることなく食事を摂ることができます。しかし、寮は自宅と違い、自分の好きなものをたくさん食べることがなかなかできないのも事実です。それぞれの環境によってメリットもデメリットもありますが、どのような環境でも、選手自身にまず意識してほしいことは「食べるチカラ」です。

高校生は限られた環境、時間の中で食事を摂らなければならないことも多く、いつでも、どこでも食べられるチカラが備えられている選手の方が強い、と感じています。

■必要としているタイミングで、必要な量を食べられるようになる。

以前私がサポートしていたいくつかのチームで、“おにぎり大作戦”と名づけた、食べるチカラをつける対策を導入していました。これは、少し小さめに握ったおにぎりを練習の合間に食べるというものです。また、練習終了後のタイミングでおにぎりや持参した補食を食べるチームもありました。


※写真はイメージです


おにぎりはエネルギー源となる糖質と少量のたんぱく質を含むので、手軽にとれる補食の一つではないでしょうか。

導入した当初は、監督から「今この時間あるタイミングでおにぎりタイムしよう」と言われても、なかなか食べられない選手も多かったのですが、数カ月もすると皆食べられるようになるのです。これには私自身も驚きました。食べていればチカラが身についてくるものなのだ、と感じました。

ジャイアンツでも「高校時代からいつでも食べられた」と語る選手の方が、身体が強いように感じます。プロになってから皆身体は変わっていきますが、それでもプロに入る前の段階で食べられる素質があったのかどうかで、その後の変化にも大きく関わるようにも思います。ここ数年は高卒の選手も多いので、寮での食事を残さず食べることを伝えていて、私が寮を訪問した際は、きちんと食べているかを見届けていました。まずは好き嫌いなく何でも食べること。これがあれば、おのずと、きついトレーニングに耐えられるだけの身体ができてくると思います。

選手は身体が資本。口から入る食べ物で身体ができます。ですから、もちろん戦略的な食べ方も必要ですが、高校生の年代の時はそのベースとなる食べるチカラを身につけることをぜひ意識してもらいたいと思います。ただ、これはやみくもに大量に食べることとはわけが違います。身体が必要としているタイミングで、必要な量を食べられるようになる。それこそが、食べるチカラ。

朝起きた後、学校に着いた後、休み時間、練習前…などなど、高校生アスリートが身体を作るために、日々栄養摂取が必要となるタイミングはいくらでもあります。

朝起きたては、なかなか食事が食べられない選手もいるかもしれません。これをそのままにしてしまっては、エネルギー不足の状態が続いてしまいます。エネルギーを身体に常に満たすための方法を考えてみましょう。100%ジュースや野菜ジュース、フルーツなどから少しずつ食べ始め、ゆくゆくは身体に必要な分のエネルギーを確保できるだけの食べるチカラをつけられるように、意識してみてください。

自身の身体を知ることで、必要な対策を取ることができます。今後の野球人生にも必要なこととなりますので、ぜひ栄養面を日々振り返りながら対策してみて下さい。


⇒読売ジャイアンツの選手が使用している商品はこちら



斉藤 裕子

斉藤 裕子 │ Hiroko Saito

管理栄養士、公認スポーツ栄養士、NSCA-CPT、教育学修士
実践女子大学卒業後、東京学芸大学大学院にて、スポーツバイオメカニクス・運動生理学を専攻。食品メーカーやスポーツアパレルメーカー所属の管理栄養士としてJリーグチームやラグビー、アメフト、自転車、ラクロス等様々なアスリートの試合帯同・栄養サポート、その他アーティストに対するライブに向けた栄養面からのサポートを経験。また、セミナーなどを通し、ジュニア世代から学生アスリートに対する選手育成を担当。2018年よりプロ野球チームに常駐し、パフォーマンスを栄養面から支える。

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2021年2月、DNSはジャイアンツとオフィシャルニュートリションサプライヤー契約を締結した。ここでは、DNSがジャイアンツに派遣し栄養サポートを行う、公認スポーツ栄養士・斉藤裕子が、選手達の食事情やスポーツ栄養にまつわるさまざまな情報をお伝えしていく。

■どのような環境でも「食べるチカラ」を意識する。

昨年、さまざまなイベントが突然中止された際は、今後どうなってしまうのかと少々不安な気持ちにもなりましたが、今年は夏の高校野球が無事開催されたことに喜びを覚えています。

私自身、ジャイアンツに常駐する前は高校野球部へのサポートを行っていたこともあり、高校生アスリートの頑張りは非常に頭に残っています(実は当時サポートしていた高校生に、その後ジャイアンツで再会した選手が数名います)。

高校野球部のサポートを行っていた時は「とにかく体重を増やしたい」と考えるチームが多くあり、そのため「いかに体重を上げるか。それもなるべくなら筋肉で」というポイントでサポートすることがよくありました。筋肉量の増加はトレーニングとの兼ね合いによりますが、トレーニングをしている時、練習をしている時などに、どのように栄養補給を行うかが大切なカギとなります。

特に高校生の部活となると、授業を終えてから夕方に練習となる場合が多いと思います。この場合に考えなければならないのが、練習を始めるタイミングでエネルギーがきちんと満たされているか、といったことです。昼食を摂ってから何も食べずに夕方の練習を始めると、すでにエネルギー切れを起こしていることが多く、いくら練習をしても身体に大きなダメージとなってしまいます。

練習を終えたタイミングの栄養補給も重要です。住んでいる環境が寮なのか、自宅なのか、また自宅から学校まではどれぐらいの距離なのか、といったことを把握する必要があり、環境によって対策が変わります。

学校のすぐ横に寮がある選手は、練習を終えてからそれほど時間をかけることなく食事を摂ることができます。しかし、寮は自宅と違い、自分の好きなものをたくさん食べることがなかなかできないのも事実です。それぞれの環境によってメリットもデメリットもありますが、どのような環境でも、選手自身にまず意識してほしいことは「食べるチカラ」です。

高校生は限られた環境、時間の中で食事を摂らなければならないことも多く、いつでも、どこでも食べられるチカラが備えられている選手の方が強い、と感じています。

■必要としているタイミングで、必要な量を食べられるようになる。

以前私がサポートしていたいくつかのチームで、“おにぎり大作戦”と名づけた、食べるチカラをつける対策を導入していました。これは、少し小さめに握ったおにぎりを練習の合間に食べるというものです。また、練習終了後のタイミングでおにぎりや持参した補食を食べるチームもありました。


※写真はイメージです


おにぎりはエネルギー源となる糖質と少量のたんぱく質を含むので、手軽にとれる補食の一つではないでしょうか。

導入した当初は、監督から「今この時間あるタイミングでおにぎりタイムしよう」と言われても、なかなか食べられない選手も多かったのですが、数カ月もすると皆食べられるようになるのです。これには私自身も驚きました。食べていればチカラが身についてくるものなのだ、と感じました。

ジャイアンツでも「高校時代からいつでも食べられた」と語る選手の方が、身体が強いように感じます。プロになってから皆身体は変わっていきますが、それでもプロに入る前の段階で食べられる素質があったのかどうかで、その後の変化にも大きく関わるようにも思います。ここ数年は高卒の選手も多いので、寮での食事を残さず食べることを伝えていて、私が寮を訪問した際は、きちんと食べているかを見届けていました。まずは好き嫌いなく何でも食べること。これがあれば、おのずと、きついトレーニングに耐えられるだけの身体ができてくると思います。

選手は身体が資本。口から入る食べ物で身体ができます。ですから、もちろん戦略的な食べ方も必要ですが、高校生の年代の時はそのベースとなる食べるチカラを身につけることをぜひ意識してもらいたいと思います。ただ、これはやみくもに大量に食べることとはわけが違います。身体が必要としているタイミングで、必要な量を食べられるようになる。それこそが、食べるチカラ。

朝起きた後、学校に着いた後、休み時間、練習前…などなど、高校生アスリートが身体を作るために、日々栄養摂取が必要となるタイミングはいくらでもあります。

朝起きたては、なかなか食事が食べられない選手もいるかもしれません。これをそのままにしてしまっては、エネルギー不足の状態が続いてしまいます。エネルギーを身体に常に満たすための方法を考えてみましょう。100%ジュースや野菜ジュース、フルーツなどから少しずつ食べ始め、ゆくゆくは身体に必要な分のエネルギーを確保できるだけの食べるチカラをつけられるように、意識してみてください。

自身の身体を知ることで、必要な対策を取ることができます。今後の野球人生にも必要なこととなりますので、ぜひ栄養面を日々振り返りながら対策してみて下さい。


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斉藤 裕子

斉藤 裕子 │ Hiroko Saito

管理栄養士、公認スポーツ栄養士、NSCA-CPT、教育学修士
実践女子大学卒業後、東京学芸大学大学院にて、スポーツバイオメカニクス・運動生理学を専攻。食品メーカーやスポーツアパレルメーカー所属の管理栄養士としてJリーグチームやラグビー、アメフト、自転車、ラクロス等様々なアスリートの試合帯同・栄養サポート、その他アーティストに対するライブに向けた栄養面からのサポートを経験。また、セミナーなどを通し、ジュニア世代から学生アスリートに対する選手育成を担当。2018年よりプロ野球チームに常駐し、パフォーマンスを栄養面から支える。

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