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読売ジャイアンツのシーズン終盤の栄養戦略

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2021年2月、DNSはジャイアンツとオフィシャルニュートリションサプライヤー契約を締結した。ここでは、DNSがジャイアンツに派遣し栄養サポートを行う公認スポーツ栄養士・斉藤裕子が、選手達の食事情やスポーツ栄養にまつわるさまざまな情報をお伝えしていく。 

運動後の身体はダメージを受けている状態。素早い栄養補給を。 

いよいよシーズンも残りが見えてまいりました。特に疲労がたまってくるシーズン後半は、より気を使う時期でもあります。長ければ6連戦という日程の中、疲労をいかに早く取り除くか。またケガをしないために、食事でできるサポートを日々心がけています。 

食事自体は効果が身体にすぐ返ってくるものではないので、長い目で見た継続的な取り組みが必要です。ケガをせずシーズンを終えられるよう、この時期は特に運動後のリカバリーを優先したいところです。 

運動後の身体はダメージを受けている状態なので、素早く栄養補給を行うことが鉄則となります。そのためにサプリメントなどをチームで用意してもらっていますが、食事をすぐに摂れるのであれば、それはそれ。食事を優先したいものです。 

サプリメントを利用するメリットは、消化吸収が速いことだと思っています。試合を終えてダメージを受けた身体にいち早く必要な栄養素を補うには、サプリメントは手軽かつ消化器官に負荷をかけないため便利です。例えば選手が途中交代した時などは、サプリメントを利用して即座に栄養補給を行うよう促しています。 

また以前は東京ドームのナイター後のみ夕食の提供を行っていましたが、今ではデーゲーム後でも提供しています。さらには自宅から通うビジターの際も夕食を提供し、帰宅する前に栄養補給が行えるようになっています。帰宅してすぐ食事を摂ったとしても、試合後に球場で食べる場合と比べ、時間に差が出るのは事実。また帰宅後に食事を摂ると、そこからの消化吸収時間が必要となります。早めに寝る場合、早く食べておいた方が、この時間を長く取れることになります。 

自宅で食事を摂る選手については、試合後のリカバリーをマストとしていますが、夕食を当日球場で希望する選手については、サプリメントを試合後のタイミングで飲んでしまうと夕食が入らなくなってしまう場合もあります。そのため、試合後の栄養の摂り方を場合によって変えています。試合が終わってすぐに食事ができる場合は食事、試合途中に交代して、試合が終わるまでに時間が空く場合はサプリメント、といった形で、試合展開と選手の状況を相談しながら摂取を促すようにしています。 

ケガ防止には、オメガ3系脂肪酸とビタミンDを多く含む青魚。 

具体的な食事策としては、運動後のエネルギーとたんぱく質の補給はこれまでのお伝えした通りですが、それ以外にケガ予防のため、魚類の摂取をお勧めしています。 

選手は、例えば肉類などは何も言わなくてもしっかり食べますが、魚類をあまり食べようとしない選手もいるので、なるべく摂取を促そうとこちらも必死です。選手が好んで食べる魚を、好みの味つけにすることで、なるべく食べやすくなるよう、そして完食してもらえるよう、日々奮闘中です。 

魚には質の高い脂質・オメガ3系脂肪酸とビタミンDが含まれることが特徴です。これらは抗炎症作用との関連性がよく研究されている栄養素です。特にオメガ3系脂肪酸であるEPAについては、炎症を取り除く作用を持っています。そのため、日々身体を酷使しているアスリートには、ケガをした時だけでなく、予防のために日ごろから積極的に補給をしてもらいたい成分でもあります。 

EPAはサバやサンマなどに多く含まれているので、EPAを多く摂取してもらいたい時は、こうした青魚をメニューに組み込んでいます。特にサバの味噌煮や塩焼きなど“THE和食”というメニューを好む選手が多いので、日ごろの食事状況を確認しながらメニューを調整しています。 

EPAは本来、熱に弱い成分でもあり、食事の場で完璧に摂ってもらおうとすると無理が出ます。そのため、サプリメントの活用が効率的です。でも、ただ必要な栄養素を満たせばいい、と考えるのではなく、食事をおいしく食べてもらうことを重視しています。 

EPA

【1日(2粒)あたり】

エネルギー:19.2kcal、たんぱく質:0.6g、脂質:1.8g、炭水化物:0.15g、食塩相当量:0~0.01mg、(EPA:400mg、DHA:171mg)

詳しい情報・ご購入はこちらから DNS Online Shop

自身のスキルや結果によって、食欲に影響が出てしまうこともあります。そんな時でも、食事は食事の場と考え、栄養素の補給以外の“楽しみ”を提供できるよう、今後も日々検討しながらサポートしていきたいと思います。 



斉藤 裕子

斉藤 裕子 │ Hiroko Saito

管理栄養士、公認スポーツ栄養士、NSCA-CPT、教育学修士
実践女子大学卒業後、東京学芸大学大学院にて、スポーツバイオメカニクス・運動生理学を専攻。食品メーカーやスポーツアパレルメーカー所属の管理栄養士としてJリーグチームやラグビー、アメフト、自転車、ラクロス等様々なアスリートの試合帯同・栄養サポート、その他アーティストに対するライブに向けた栄養面からのサポートを経験。また、セミナーなどを通し、ジュニア世代から学生アスリートに対する選手育成を担当。2018年よりプロ野球チームに常駐し、パフォーマンスを栄養面から支える。

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2021年2月、DNSはジャイアンツとオフィシャルニュートリションサプライヤー契約を締結した。ここでは、DNSがジャイアンツに派遣し栄養サポートを行う公認スポーツ栄養士・斉藤裕子が、選手達の食事情やスポーツ栄養にまつわるさまざまな情報をお伝えしていく。 

運動後の身体はダメージを受けている状態。素早い栄養補給を。 

いよいよシーズンも残りが見えてまいりました。特に疲労がたまってくるシーズン後半は、より気を使う時期でもあります。長ければ6連戦という日程の中、疲労をいかに早く取り除くか。またケガをしないために、食事でできるサポートを日々心がけています。 

食事自体は効果が身体にすぐ返ってくるものではないので、長い目で見た継続的な取り組みが必要です。ケガをせずシーズンを終えられるよう、この時期は特に運動後のリカバリーを優先したいところです。 

運動後の身体はダメージを受けている状態なので、素早く栄養補給を行うことが鉄則となります。そのためにサプリメントなどをチームで用意してもらっていますが、食事をすぐに摂れるのであれば、それはそれ。食事を優先したいものです。 

サプリメントを利用するメリットは、消化吸収が速いことだと思っています。試合を終えてダメージを受けた身体にいち早く必要な栄養素を補うには、サプリメントは手軽かつ消化器官に負荷をかけないため便利です。例えば選手が途中交代した時などは、サプリメントを利用して即座に栄養補給を行うよう促しています。 

また以前は東京ドームのナイター後のみ夕食の提供を行っていましたが、今ではデーゲーム後でも提供しています。さらには自宅から通うビジターの際も夕食を提供し、帰宅する前に栄養補給が行えるようになっています。帰宅してすぐ食事を摂ったとしても、試合後に球場で食べる場合と比べ、時間に差が出るのは事実。また帰宅後に食事を摂ると、そこからの消化吸収時間が必要となります。早めに寝る場合、早く食べておいた方が、この時間を長く取れることになります。 

自宅で食事を摂る選手については、試合後のリカバリーをマストとしていますが、夕食を当日球場で希望する選手については、サプリメントを試合後のタイミングで飲んでしまうと夕食が入らなくなってしまう場合もあります。そのため、試合後の栄養の摂り方を場合によって変えています。試合が終わってすぐに食事ができる場合は食事、試合途中に交代して、試合が終わるまでに時間が空く場合はサプリメント、といった形で、試合展開と選手の状況を相談しながら摂取を促すようにしています。 

ケガ防止には、オメガ3系脂肪酸とビタミンDを多く含む青魚。 

具体的な食事策としては、運動後のエネルギーとたんぱく質の補給はこれまでのお伝えした通りですが、それ以外にケガ予防のため、魚類の摂取をお勧めしています。 

選手は、例えば肉類などは何も言わなくてもしっかり食べますが、魚類をあまり食べようとしない選手もいるので、なるべく摂取を促そうとこちらも必死です。選手が好んで食べる魚を、好みの味つけにすることで、なるべく食べやすくなるよう、そして完食してもらえるよう、日々奮闘中です。 

魚には質の高い脂質・オメガ3系脂肪酸とビタミンDが含まれることが特徴です。これらは抗炎症作用との関連性がよく研究されている栄養素です。特にオメガ3系脂肪酸であるEPAについては、炎症を取り除く作用を持っています。そのため、日々身体を酷使しているアスリートには、ケガをした時だけでなく、予防のために日ごろから積極的に補給をしてもらいたい成分でもあります。 

EPAはサバやサンマなどに多く含まれているので、EPAを多く摂取してもらいたい時は、こうした青魚をメニューに組み込んでいます。特にサバの味噌煮や塩焼きなど“THE和食”というメニューを好む選手が多いので、日ごろの食事状況を確認しながらメニューを調整しています。 

EPAは本来、熱に弱い成分でもあり、食事の場で完璧に摂ってもらおうとすると無理が出ます。そのため、サプリメントの活用が効率的です。でも、ただ必要な栄養素を満たせばいい、と考えるのではなく、食事をおいしく食べてもらうことを重視しています。 

EPA

【1日(2粒)あたり】

エネルギー:19.2kcal、たんぱく質:0.6g、脂質:1.8g、炭水化物:0.15g、食塩相当量:0~0.01mg、(EPA:400mg、DHA:171mg)

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自身のスキルや結果によって、食欲に影響が出てしまうこともあります。そんな時でも、食事は食事の場と考え、栄養素の補給以外の“楽しみ”を提供できるよう、今後も日々検討しながらサポートしていきたいと思います。 



斉藤 裕子

斉藤 裕子 │ Hiroko Saito

管理栄養士、公認スポーツ栄養士、NSCA-CPT、教育学修士
実践女子大学卒業後、東京学芸大学大学院にて、スポーツバイオメカニクス・運動生理学を専攻。食品メーカーやスポーツアパレルメーカー所属の管理栄養士としてJリーグチームやラグビー、アメフト、自転車、ラクロス等様々なアスリートの試合帯同・栄養サポート、その他アーティストに対するライブに向けた栄養面からのサポートを経験。また、セミナーなどを通し、ジュニア世代から学生アスリートに対する選手育成を担当。2018年よりプロ野球チームに常駐し、パフォーマンスを栄養面から支える。