サプリメント最前線

MRPを使ってみよう!-Part 5

MRPを使ってみよう!-Part 5

さて今月はMRPに配合されるタンパク質について考えていきましょう。タンパク質の原材料として候補に挙がるのは主にホエイとカゼイン、大豆の三つ。まずはこれらのメリットとデメリットについて紹介していきます。

● ホエイプロテインについて

アミノ酸の割合としてBCAAが多いため、筋発達を目指すためにはベストだと言える。また免疫アップに役立つペプチドも含まれるため、ハードトレーニングによって免疫が低下しやすいアスリートにとっては好適である。さらに味もよく、溶けやすい。消化吸収が早いため、アミノ酸レベルを急速に上げられ、アナボリックな状況(筋タンパクが合成されやすい状況)に持っていきやすい。
デメリットとしては、アミノ酸配合比率としてアルギニンが少ないこと。またコストの安いWPCの場合は乳糖が含まれること、乳糖を含まないWPIはコストアップが避けられないことなどが挙げられる。なおアミノ酸レベルを急速に上げられる一方で、下がってしまうのも早くなるが、それについては後述の方法で対応可能である。

● カゼインプロテインについて

消化吸収が非常に遅いため、長時間に渡って徐々にアミノ酸を取り込むことができる。よって就寝前などの摂取には有用である。腹持ちが良いため、減量に伴う空腹感を軽減してくれる。
しかし急速にアミノ酸レベルを上げたいときには不向き。消化が遅いため、食が進まなくなり、バルクアップの妨げになることもある。またチロシンやフェニルアラニン(アドレナリンなどの原料になる)が多く含まれるため、寝つきを悪くしたり、睡眠を浅くしたりする可能性もある。

● 大豆プロテイン

コストが安く、またアルギニンが多く含まれる。カゼインほどではないが消化はゆっくりなため、就寝前の摂取や減量時には有効である。なおコレステロール低下作用もあり、心臓疾患のリスクを下げることが分かっている。弱い女性ホルモン作用があるため、女性の健康にも役立つと言われる。
デメリットはまず味が悪いこと、そして溶けにくいこと。また女性ホルモン作用は筋発達の妨げとなる可能性があることなどが挙げられる。

MRPに配合するべきタンパク質とは?

このように見てくると、筋肉の発達を重視する場合にはホエイプロテインをメインに考えたいところです。食事の代わりに飲んだり、食間やトレーニング後に摂取するときにはホエイを中心とし、就寝前に飲むものをカゼインや大豆にすれば良いわけです。しかしMRPには炭水化物や脂質が含まれることを考えると、就寝前に飲むようなものではありません。
よってMRPに配合するタンパク質としては、ホエイが第一候補となります。減量中で消化をゆっくりにしたい場合は、別に食物繊維や脂肪を追加することにより、十分に対応可能です。なお乳糖の問題とコストの問題を合わせて考えると、WPCとWPIをミックスさせたものが良いでしょう。

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