サプリメント最前線

MRPを使ってみよう!-Part 8

MRPを使ってみよう!-Part 8

MRPに配合されるビタミンについて、前回はビタミンAについての内容でした。今回はビタミンB群について解説していきましょう。
B群にはいろいろな種類がありますが、代表的なものについて個別に紹介していきます。

● ビタミンB1

主に炭水化物の代謝に必要とされるため、米やパン、麺類などを多く食べている場合には必要量が増加する。また運動量の増加やストレスによっても要求量が増加する。豚肉や豆類、レバーなどに多く含まれる。
厚生労働省の指針では15~17歳で身体活動レベルⅡの場合、一日に1.5mgとなっている。しかしアスリートは上記の理由から、できれば一日に15mg以上は最低でも摂取したい。なお過剰摂取の問題はない。

● ビタミンB2

主に脂質の代謝に必要とされる。よってダイエット中は十分なビタミンB2が必要である。不足すると口内炎になりやすいことは良く知られており、ほかに目の疾患の予防や治療にも役立つとされる。乳製品やウナギ、レバー、ほうれん草などに多く含まれる。
厚生労働省の指針では15~17歳で身体活動レベルⅡの場合、一日に1.7mgとなっている。ATP合成のために非常に重要な栄養素なので、アスリートはやはり多め(一日15mg以上)に摂取したい。これも過剰摂取の問題はない。

● ナイアシン

アミノ酸のトリプトファンから合成可能なため、厳密にはビタミンではない。炭水化物や脂質の代謝に必要とされ、さまざまな酵素の働きを助ける。また血行改善効果もあり、冷え性や頭痛の治療に用いられることもある。レバーや魚に多く含まれる。
厚生労働省の指針では15~17歳で身体活動レベルⅡの場合、一日に16mgとなっているが、やはりアスリートは多めに摂取しておきたい。あまり多量に(一度に300mg以上)摂取するとナイアシンフラッシュと言って、顔面紅潮や肌がヒリヒリしたりすることがあるので、適量の摂取を心がけること。

● パントテン酸

パントテン酸とは、「至るところに存在する酸」という意味であり、さまざまな食物にまんべんなく含まれるため、一般に不足することはない。しかしストレスを感じたときに分泌されるホルモンの合成に関係するため、特にハードにトレーニングしている時期にはサプリメントで補う意義が発生する。またニキビができやすい場合は、パントテン酸の摂取で改善される可能性が高い。これも大量摂取による害はない。

● ビタミンB6

アミノ酸の代謝において非常に重要な働きをするため、アスリートのように多めのタンパク質を摂取している場合には必要量が増加する。ニンニクや魚類、レバー、種子類などに多く含まれる。
厚生労働省の指針では15~17歳で身体活動レベルⅡの場合、一日に1.5mgとなっているが、できれば厚生労働省の示す絶対安全量である一日10mg程度は摂取するようにしたい。

● ビタミンB12

赤血球をつくるのときに重要な役目を果たすため、不足すると貧血になりやすい。また植物性食品にはほとんど含まれないため、ベジタリアンは不足しやすいと言われる。(動物性食品、特にレバー、魚介類に多く含まれる。)
特にアスリートはランニングの際に足裏に衝撃が加わり、そのときに赤血球が壊される。このため「運動性貧血」になりやすい。ビタミンB12に加えて十分な鉄分とビタミンC、タンパク質の摂取が望まれる。
厚生労働省の指針では15~17歳で身体活動レベルⅡの場合、一日に2.4μgとなっているが、50~60μgは摂取したいところである。これも過剰摂取の問題はない。

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