サプリメント最前線

MRPを使ってみよう!-Part 11

MRPを使ってみよう!-Part 11

今回からはMRPに含まれる栄養素の一つとして、「ミネラル」について紹介していきます。ミネラルといえば、パッと頭に思い浮かぶのは鉄やカルシウムなどですが、運動する人にとっては重要なものがほかにもいくつかあります。
運動する人にとって必要なミネラル、今回は「マグネシウム」について解説致しましょう。

● マグネシウムの作用

1.リラックス作用

マグネシウムは体内のさまざまな代謝において活躍するミネラルであり、その数300以上と言われています。さて、運動する人にとって注目すべきは、マグネシウムの持つ「リラックス作用」。筋肉が痙攣しやすい、肉離れがクセになっている、眠っているときにふくらはぎが攣りやすいというような場合、マグネシウムが不足している可能性が非常に高いのです。
筋肉はカルシウムイオンの働きによって収縮します。そしてカルシウムイオンが筋小胞体という器官に取り込まれると、筋肉はリラックスします。この筋小胞体への取り込みを担うポンプが働くとき、マグネシウムが必要とされるのです。
私たちのカラダはカルシウムとマグネシウムが2:1のバランスを保っているとき、スムーズに働きます。しかしカルシウムが多く、マグネシウムが不足すると、筋肉は収縮する方向にばかり働き、リラックスすることができなくなります。すると、筋肉は痙攣したり、肉離れしたりしてしまうのです。
しかもこれが普通の筋肉で起こるのならまだマシですが、心臓の筋肉で起こったら大変なことになります。マグネシウムをしっかり摂取することは、狭心症や虚血性心疾患の予防にもなるのです。

2.骨を強くする作用

骨と言えばカルシウム。これが常識ですが、実はカルシウムばかり多く摂取していてもダメなのです。マグネシウムがないと、骨は強くなりません。マグネシウムには血液中のカルシウムレベルを調節したり、「ヒドロキシアパタイト」の構成成分となって骨の弾力性を維持したり、カルシウムが骨から溶け出してしまうのを防いだりすることによって、強い骨を作るのにも活躍してくれます。

3.ホルモンをつくる作用

筋肉を発達させるのに必要なホルモンといえば、男性ホルモンやインスリンなどが思い浮かびます。マグネシウムは体内で男性ホルモンやインスリンを作るときにも必要とされ、これが不足すると、これらのホルモンを十分に作ることができません。アメリカでアメフト選手を対象に行われた調査では、マグネシウムの不足していた選手が意外に多く、彼らにマグネシウムのサプリメントを摂取させたところ、男性ホルモンのレベルが上がったと報告されています。

● 適切な摂取量・摂取方法は?

食物からマグネシウムを摂取する場合、海藻類やバナナ、野菜類、ナッツ類などが良い補給源となります。しかしこれらを十分に食べられない場合は、サプリメントで摂取することが手軽でしょう。だいたい一日に200~400mg程度の摂取量でしたら、副作用の心配もありません。
ただしマグネシウムは吸収が悪く、一度に摂り過ぎるとお腹がゆるくなることがあります。毎食後に小分けにして少しずつ摂取するようにしたいものです。

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