競技パフォーマンスUP

松田宣浩&柳田悠岐(福岡ソフトバンクホークス) (Vol.1)

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松田宣浩&柳田悠岐(福岡ソフトバンクホークス) (Vol.1)

松田宣浩&柳田悠岐(福岡ソフトバンクホークス) (Vol.1)


シーズンを通じてやるべきことをやる。鍛え続ける。

2年連続日本一を達成したプロ野球の覇者ソフトバンクホークス。
12球団ナンバーワンとの呼び声も高い打線を主軸として支えるのが、リーダーとしてチームを牽引し、昨シーズンは主に6番打者として打率・287、35本塁打94打点という好成績を残した松田宣浩、そして、史上初となるトリプルスリー(打率3割以上・本塁打30本以上・盗塁30個以上)と首位打者を同時達成した柳田悠岐の両選手である。
今や名実ともに日本プロ野球界の顔となりつつある二人に、まずは身体作りという側面から、好成績の理由を聞いていく。


「いや、特別なことは何もしていません。
特にこの5年ほど、しっかりと身体作りに取り組んできました。
その積み重ねの成果が出たのだと考えています。継続して、計画的にトレーニングに取り組んだことで、体のトータルバランスがよくなった。
ずっと心がけているのが、打てる打てない、調子がいい悪いにかかわらず、シーズンを通じてするべきことをする、鍛え続けるということです。
その上で、ヒットやホームランが出るかどうかは、勝負の世界で相手のあること。何とも言えません。それを意識するよりも、毎試合しっかりと準備する。相手チームのピッチャーと勝負する前の準備段階で、しっかりと打てる身体とコンディションを作っておく。
それを徹底できたのが、好成績の要因だと思っています」(松田)


「僕は例年、オフの時期にしっかり負荷をかけてウエイトトレーニングをします。
そしてシーズン中は毎日のように試合がありますし遠征も当然多いですから、トレーニングは疲労を考慮して、負荷を軽めにしています。
昨シーズンもそのようなやり方をしていたのですが、7月ごろに調子が落ち、打てなくなってきた。
そこで『どうせ打てないなら、いったん身体を作り直そう』と考え、試合後のウエイトトレーニングでかなり追い込んでみた。
もちろん身体はバキバキの張りっ放しの状態でした。
でも8~9月で一気に調子が上がり、月間MVPを2カ月連続で取ることができた。
追い込んだことで、いったん身体がリセットされたのでしょう。
7月に身体をしっかり作り直したおかげで、夏の暑い時期を好成績で乗り切れたのは間違いありません」(柳田)


シーズンオフの自主トレ期間にしっかりと身体を作っておき、キャンプを経てシーズン中は軽めの重さで刺激を与え、身体を維持していく。
それが多くのプロ野球選手のトレーニングに対する考え方である。
松田選手はこのシーズンオフ、グアムで自主トレを行った際に、ボールを使った練習と並行してウエイトトレーニングを行って、しっかりと身体を大きくしてキャンプに入った。
特にオフの期間は、ヘビーウエイトを扱って身体に強い刺激を与える。

「僕自身、鍛えることはもともと好きです。シーズンを乗り切る上で、基礎体力はとにかく大事だと思いますし、もちろん、シーズン中もウエイトトレーニングは欠かしません。
僕の場合、負荷は軽めにしますがオフの月曜日以外、試合前に必ずトレーニングします。
メニューはベンチプレス、スクワット、そして腹筋などの体幹トレーニング。 軽めの負荷で10回3セット程度ですが、試合前に刺激を入れて身体を覚醒させることが一番の目的です。
以前、MLBの選手がこのやり方を取り入れていることを知って試してみたら、自分に合っているとわかったので取り入れました。その日に鍛えたパワーを、その日の試合で発揮する。そんなイメージを持っています。
それまでは球場入りしたら練習して試合して、夜に鍛えて帰って寝る、というスタイルだったのですが、5年ほど前にこのスタイルを取り入れてから、試合への入り方が明らかによくなったし、成績も上がりました。今の僕にはぴったりの方法ですね」


オフは限界までトレーニング。身体を大きくして、キャンプでベストまで絞る。

松田選手について、日本プロ野球史上10人目のトリプルスリーを達成したパ・リーグMVPは、尊敬の念を込めてこう語る。

「松田さんのお話を聞くと、当たり前のことを当たり前に続けることの大切さを実感します。
しかも、自分がやるだけじゃない。松田さんは例え負けが続いても、自分が打てていなくても、常に元気を出してチームを盛り上げている。ムードを作れる本当のリーダーだし、凹んでいるところは一度も見たことがありません。
こんな選手は日本にいないと思いますし、本当に尊敬しています」

そんな柳田選手は「このシーズンオフに肘を手術した影響で、例年ほどトレーニングはできませんでした」と語るが、例年、オフはウエイトトレーニングで限界まで追い込み、身体を大きくしてからキャンプに臨んでいる。

「シーズン中に強い負荷をかけたトレーニングをなかなかできない分、オフはしっかり追い込みます。99kgぐらいまで体重をアップさせてキャンプに入り、そこから5~6kg絞りつつキレを出していく。そんなイメージです。

シーズン中のウエイトトレーニングは僕の場合、松田さんと違って、ほとんどが試合後。
週2回ほど、球場のトレーニングルームで下半身を中心にやりますね。
遠征中もホテルのトレーニング室などで。メニューは120kgぐらいでスクワットを10回3セット、あとはレッグカールなどですね。上半身はそれほど強い負荷をかけていません」

もちろん両選手とも、トレーニング後の栄養摂取は欠かさない。

「ウエイトトレーニングが終わったら、Pro-Xを飲みます。特にマンゴー味が好きですね。今摂っているサプリメントはそれぐらいなのですが、今後は年齢的にもベテランの域に差しかかるので、もう少しいろいろと摂っていこうかと思っています」(松田)

「僕は毎朝トレーニングが終わった後にG+。そしてビタミンSPジョイントSPを、球場に来た時に飲んでいます」(柳田)

現在のサイズは松田選手が身長180cm、体重88kg。
柳田選手が身長188cm、体重93~94kg。
二人とも、これが今のベスト体重だという。そして当然ながら、このレベルに行き着くまでには多くの苦労があった。

参考記事
松田宣浩&柳田悠岐(福岡ソフトバンクホークス)(Vol.2)

※JOINT スーパープレミアムは現在終売しており、後継品は3WAY CAREです。

 

 

 

 

松田 宣浩

松田 宣浩

1983年05月17日生まれ

福岡ソフトバンクホークス

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シーズンを通じてやるべきことをやる。
鍛え続ける。

2年連続日本一を達成したプロ野球の覇者ソフトバンクホークス。
12球団ナンバーワンとの呼び声も高い打線を主軸として支えるのが、リーダーとしてチームを牽引し、昨シーズンは主に6番打者として打率・287、35本塁打94打点という好成績を残した松田宣浩、そして、史上初となるトリプルスリー(打率3割以上・本塁打30本以上・盗塁30個以上)と首位打者を同時達成した柳田悠岐の両選手である。
今や名実ともに日本プロ野球界の顔となりつつある二人に、まずは身体作りという側面から、好成績の理由を聞いていく。


「いや、特別なことは何もしていません。
特にこの5年ほど、しっかりと身体作りに取り組んできました。
その積み重ねの成果が出たのだと考えています。継続して、計画的にトレーニングに取り組んだことで、体のトータルバランスがよくなった。

ずっと心がけているのが、打てる打てない、調子がいい悪いにかかわらず、シーズンを通じてするべきことをする、鍛え続けるということです。
その上で、ヒットやホームランが出るかどうかは、勝負の世界で相手のあること。何とも言えません。それを意識するよりも、毎試合しっかりと準備する。相手チームのピッチャーと勝負する前の準備段階で、しっかりと打てる身体とコンディションを作っておく。
それを徹底できたのが、好成績の要因だと思っています」(松田)


「僕は例年、オフの時期にしっかり負荷をかけてウエイトトレーニングをします。
そしてシーズン中は毎日のように試合がありますし遠征も当然多いですから、トレーニングは疲労を考慮して、負荷を軽めにしています。

昨シーズンもそのようなやり方をしていたのですが、7月ごろに調子が落ち、打てなくなってきた。
そこで『どうせ打てないなら、いったん身体を作り直そう』と考え、試合後のウエイトトレーニングでかなり追い込んでみた。
もちろん身体はバキバキの張りっ放しの状態でした。
でも8~9月で一気に調子が上がり、月間MVPを2カ月連続で取ることができた。
追い込んだことで、いったん身体がリセットされたのでしょう。
7月に身体をしっかり作り直したおかげで、夏の暑い時期を好成績で乗り切れたのは間違いありません」(柳田)


シーズンオフの自主トレ期間にしっかりと身体を作っておき、キャンプを経てシーズン中は軽めの重さで刺激を与え、身体を維持していく。
それが多くのプロ野球選手のトレーニングに対する考え方である。
松田選手はこのシーズンオフ、グアムで自主トレを行った際に、ボールを使った練習と並行してウエイトトレーニングを行って、しっかりと身体を大きくしてキャンプに入った。
特にオフの期間は、ヘビーウエイトを扱って身体に強い刺激を与える。

「僕自身、鍛えることはもともと好きです。シーズンを乗り切る上で、基礎体力はとにかく大事だと思いますし、もちろん、シーズン中もウエイトトレーニングは欠かしません。
僕の場合、負荷は軽めにしますがオフの月曜日以外、試合前に必ずトレーニングします。

メニューはベンチプレス、スクワット、そして腹筋などの体幹トレーニング。 軽めの負荷で10回3セット程度ですが、試合前に刺激を入れて身体を覚醒させることが一番の目的です。
以前、MLBの選手がこのやり方を取り入れていることを知って試してみたら、自分に合っているとわかったので取り入れました。その日に鍛えたパワーを、その日の試合で発揮する。そんなイメージを持っています。

それまでは球場入りしたら練習して試合して、夜に鍛えて帰って寝る、というスタイルだったのですが、5年ほど前にこのスタイルを取り入れてから、試合への入り方が明らかによくなったし、成績も上がりました。今の僕にはぴったりの方法ですね」


オフは限界までトレーニング。
身体を大きくして、キャンプでベストまで絞る。

松田選手について、日本プロ野球史上10人目のトリプルスリーを達成したパ・リーグMVPは、尊敬の念を込めてこう語る。

「松田さんのお話を聞くと、当たり前のことを当たり前に続けることの大切さを実感します。
しかも、自分がやるだけじゃない。松田さんは例え負けが続いても、自分が打てていなくても、常に元気を出してチームを盛り上げている。ムードを作れる本当のリーダーだし、凹んでいるところは一度も見たことがありません。
こんな選手は日本にいないと思いますし、本当に尊敬しています」

そんな柳田選手は「このシーズンオフに肘を手術した影響で、例年ほどトレーニングはできませんでした」と語るが、例年、オフはウエイトトレーニングで限界まで追い込み、身体を大きくしてからキャンプに臨んでいる。

「シーズン中に強い負荷をかけたトレーニングをなかなかできない分、オフはしっかり追い込みます。99kgぐらいまで体重をアップさせてキャンプに入り、そこから5~6kg絞りつつキレを出していく。そんなイメージです。

シーズン中のウエイトトレーニングは僕の場合、松田さんと違って、ほとんどが試合後。
週2回ほど、球場のトレーニングルームで下半身を中心にやりますね。
遠征中もホテルのトレーニング室などで。メニューは120kgぐらいでスクワットを10回3セット、あとはレッグカールなどですね。上半身はそれほど強い負荷をかけていません」

もちろん両選手とも、トレーニング後の栄養摂取は欠かさない。

「ウエイトトレーニングが終わったら、Pro-Xを飲みます。特にマンゴー味が好きですね。今摂っているサプリメントはそれぐらいなのですが、今後は年齢的にもベテランの域に差しかかるので、もう少しいろいろと摂っていこうかと思っています」(松田)

「僕は毎朝トレーニングが終わった後にG+。そしてビタミンSPジョイントSPを、球場に来た時に飲んでいます」(柳田)

現在のサイズは松田選手が身長180cm、体重88kg。
柳田選手が身長188cm、体重93~94kg。
二人とも、これが今のベスト体重だという。そして当然ながら、このレベルに行き着くまでには多くの苦労があった。

参考記事
松田宣浩&柳田悠岐(福岡ソフトバンクホークス)(Vol.2)

 

※JOINT スーパープレミアムは現在終売しており、後継品は3WAY CAREです。

 

松田 宣浩

松田 宣浩

1983年05月17日生まれ

福岡ソフトバンクホークス

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