特集

括目せよ「ウォリアー六訓」

括目せよ「ウォリアー六訓」

花粉が舞い散り、目と鼻のダメージとともに春の訪れを実感している諸君。

新生活にウキウキしている諸君。

家族や友人、恋人とともに、ピクニックでほろ酔い気分な諸君。

春をエンジョイするのも、まあ、よかろう。

だがその前に、思い出してほしい。

われわれはウォリアーである。

鍛え上げた鋼の肉体とダイヤモンドより硬く強い精神で、どんな時も世界をドライブさせる存在であらねばならない。そしてウォリアーたる者、一人でも多くの「同士」を増やすべく、その思想をもって周囲を啓蒙し続けねばならない。

ウォリアーよ括目せよ。

今回は新生活のスタートにちなみ、諸君があらためて魂に刻み込むべき「ウォリアー六訓」を教えよう。


■その1:周囲を鼓舞する存在たれ。

「怠惰に生きたい」という短絡的な欲求に抗い、自らの身体を鍛え上げ、研ぎ澄ませる。

「どう生きるか」を日々自問自答し、己をさらなる高みへと押し上げる。

自らを強く律するハードなトレーニングと、妥協なき栄養摂取によって作られた、強き身体と崇高なる魂。われわれの義務は、この二つをもって社会を鼓舞することだ。

例えば、朝4時に起きてトレーニングすれば、心も身体もスッキリする。仕事も勉強もバリバリとはかどり、1日を有意義に使うことができる。まだやってことのない人は、ぜひチャレンジしてほしい。4時に起床して5時からトレーニングすれば、2時間追い込んだとしてもまだ朝7時。ゆったりとプロテインと朝食を摂る時間もあるだろう。

そして、君の鍛え上げた身体に興味を持つ人がきっと現れるだろう。その時は躊躇せず、彼をトレーニングに誘うのだ。もしも断られたとしても、決して諦めてはいけない。何事よりもトレーニングを優先する君の姿は、必ずや誰かを勇気づける。

誘うのはもちろん、同僚やクラスメイトだけではない。例えば、ビジネスにおけるカスタマーと一緒にトレーニングするのはどうか。バーベルを介してのコミュニケーションはきっと絆を深いものにするだろう。これで、ビジネスも盤石だ。

■その2「できない理由を探すな。いかにやるかを考えろ。」

「今日は仕事が忙しいから」
「明日やれば大丈夫」

すべてが言い訳。トレーニングから逃げ出すための戯言である。

ここで一つ金言を。

「トレーニングをしなくて罪悪感を抱くことはあっても、トレーニングをして後悔したことはない」(DNS「筋肉格言」より)

今すぐ、毎日のスケジュールに対する考え方を変えてほしい。毎日の予定を、トレーニングをベースに組み立てるのだ。トレーニングを決して動かせぬ「核」として、仕事や勉強、遊びのスケジュールを決めていくのだ。

その1でもお伝えしたが、トレーニングをすれば心も身体もスッキリして、仕事も勉強も大いにはかどる。1日の中にメリハリが生まれ、タスクもスムーズにこなせる。そして何より、フィジカルの向上は仕事への圧倒的な活力を養うのだ。

できない理由を、あれこれ並べ立てている暇などないのである。

■その3「ゴールデンタイムを逃すな。」

ウォリアーたる者、ただ身体を鍛えるだけではダメだ。それは単に「スイッチを押している」だけに過ぎない。

ウォリアーは、体重1kgあたり2gの良質なたんぱく質を摂らねばならない。毎日のハードトレーニング直後30分の「ゴールデンタイム」が終わらぬうちに、プロテインを身体へと送り込む。それこそがウォリアーの務めである。

筋トレ終了後30分以内の「ゴールデンタイム」は、あらゆる予定に優先されるべき黄金のゾーン。教室だろうとオフィスだろうと、遠慮なくプロテインシェイカーをシャカってOKだ! シャカるべき時は、どんな用事があろうともシャカり倒せ! その妥協なき姿は、必ずや多くの人を勇気づける。

■その4「つまらぬ迷信に惑わされて、知ったかぶりをするな。」

「筋トレをすると、大きくなって動けなくなる」
「プロテインを飲むと、太る」
「日本人が欧米人やアフリカ人にパワーで対抗するのは、遺伝的に無理」

断言しよう。すべて、単なる思い込みだ。くだらない迷信を信じ込まされ、自らのポテンシャルを小さな枠の中に収めてはいけない。欧米人にできて、アフリカ人にできて、日本人にできないことなど何もない。

確かに欧米をはじめとする海外と日本において、身体のサイズや身体能力に大きな隔たりがあるのも事実。
だが、あえて問いたい。

「君達は本当に、海外の一流選手ほどの努力をしているのか?」

そう。身体の大きさやパワーの差を持ち出して、努力不足を言い訳しているに過ぎないのだ。

例えばアメリカンフットボールNFLの選手、J・Jワットは朝4時台に起床してトレーニングを始め、1日のスケジュールをスタートさせる。それを長年積み重ねたことで、196㎝131㎏の身体を作り上げ、Game Changerと呼ばれる戦略兵器ばりの活躍を示している。

20170421_1.jpgアメリカの競泳金メダリスト、マイケル・フェルプス。彼が1日に食べるのは、オムレツとチーズ、サラダ、サンドイッチ、オートミール、フレンチトースト、パンケーキ、パスタ、ピザなど、なんと合計約12,000kcal。一般男性の6倍である。だが彼は世界一のスピードで泳ぐことができ、身体にムダな脂肪は付いていない。理由に説明は不要だろう。それだけ、ハードなトレーニングをこなしているのだ。

また、2015年に日本ラグビーの戦士達が、世界の大舞台で3勝を挙げたことは、今も記憶に新しい。彼らは朝5時からウエイトトレーニングを行い、日に3度の練習という世界一ハードな合宿でフィジカルを極限まで高め、身体を鍛え込めば日本人でも世界と互角に渡り合えることを証明した。

もちろん、日本人が持つ優れた能力を軽視してはいけない。指先、足先まで張り巡らされる繊細な身体感覚、たゆまぬ努力で体得した匠の技術。しなやかで敏捷性あふれる身のこなし。そしてどんな逆境においても決して諦めない、誇り高きサムライスピリット。これらを積み込んだ肉体に優れたフィジカルを上乗せできたら、どんなに素晴らしいことだろうか。

だから、つまらぬ迷信に耳を貸すな! 正しく鍛えずして、日本人の可能性を諦めてはいけない。

■その5「"節目"は"ザ・デイ"。脱いで脱いで脱ぎまくれ。」

先にも述べたが、ウォリアーは、社会を鼓舞する存在であらねばならない。

ではそのために、われわれには何ができるのだろう。

答えの一つが「脱ぐ」こと。いや、「脱ぎまくる」ことだ。

仲間と出かけたアウトドアで、会社の宴会で、デートで。ジャケットとTシャツをさりげなく脱ぎ捨てる。その瞬間露わになる、限界まで鍛え抜かれた身体。口うるさい上司も、小生意気な後輩も、そして憧れの彼女も、全員が目を見開くだろう。

そう。ウォリアーとは、脱ぐことで社会にポジティブな影響を与える存在なのだ。

鍛え上げた肉体が美しき野生の輝きを放つその日を、われわれは"ザ・デイ"と呼ぶ。年に何度か必ず訪れるこの時間に狙いを定め、ウォリアーよ! ひたすら鍛錬に励め!

■その6「興奮上等。でも出すのはNG。」

人間は誰しも、欲を持っている。食欲・睡眠欲。性欲。人間の三大欲のうち、食欲と睡眠欲はウォリアーにとって非常に大事なものだ。良質なたんぱく質と睡眠。このサイクルこそが、君達の身体をデカくする。

そして、性欲。われわれウォリアーは、人間ならば誰しも持つこの欲望と、いかに向き合えばいいのか。どうすれば、際限なくあふれ出る欲望と対峙しながら、筋力を高め、鋼の肉体を作り上げることができるのか。

まず男性は、特に試合前のセックスには注意せねばならない。なぜなら射精をすると、プロラクチンとオキシトシンというホルモンが出る。プロラクチンは脳下垂体を刺激する成長ホルモンだが、コルチゾール(ストレスを感じた時に発散され、筋肉を分解する作用を持つホルモン)の活動を高めてしまう。また精液には亜鉛やアルギニンが多く含まれているため、射精をすると、これらも体内から大幅に失われてしまう。

つまり射精は、トレーニングと栄養摂取で養ってきたウォリアーの大切な筋肉を分解してかねない困った現象だ、ということを知ってほしい。

ベストは中国のことわざにある「接して漏らさず」。

男性の場合、パフォーマンスの前に性的興奮を高めるのは、テストステロンが多く分泌されるのでOK。だが、射精は厳禁! つまり「興奮OK、出すのはNG」だ。

試合を控えているウォリアーは、まず禁欲! そして、試合前にHな本やDVDを鑑賞し、興奮し、テストステロンをたくさん分泌させて気持ちを盛り上げ、フィールドに飛び出すべし!

性欲はウォリアーを動かす強い味方であり、時として敵にもなる。それぞれが、自分に適した向き合い方を見つけることが大切だ。

いかがだろうか。ウォリアーたる者、何より優先すべきはハードトレーニングと良質な栄養摂取。この六訓を肝に銘じ、戦い抜き、面白きことなきこの世に、とんでもないイノベーションを必ずや起こしてもらいたい。




Text:
前田成彦
DESIRE TO EVOLUTION編集長(株式会社ドーム コンテンツ企画部所属)。学生~社会人にてアメリカンフットボールを経験。趣味であるブラジリアン柔術の競技力向上、そして学生時代のベンチプレスMAX超えを目標に奮闘するも、誘惑に負け続ける日々を送る。お気に入りのマッスルメイトはホエイSP。

Share
twitter
facebook
印刷用ページへ