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トレーニングのダメージを最適にケア ~EPAの利点

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さて、エイコサノイドには善玉と悪玉があることは前号で触れた。AA(アラキドン酸)から作られる2系統エイコサノイドは炎症や喘息の発作を引き起こしたり、免疫を低下させたり、血液をドロドロにしたりする作用があって、悪玉とされる。

いっぽうでEPA(エイコサペンタエン酸)から作られる3系統エイコサノイドは免疫力を増強したり、炎症を抑えたり、血液をサラサラにしたりする作用があり、善玉とされる。なおGLAから作られる1系統エイコサノイドには、善玉と悪玉の両方が存在する。

つまりEPAを多めに摂取することにより、免疫レベルの向上や炎症の抑制、血行の改善などのいい作用が期待できるわけだ。ケガをしているウォリアーは、EPAを摂取することで回復の促進が大いに期待できるだろう。

EPAからはロイコトリエンB5やプロスタグランジンE3、トロンボキサンB3などが生成される。これらの物質にはAAの働きを抑えたり、血小板の凝集を抑えて血液を固まりにくくしたり、免疫を増強したり、炎症性サイトカインの生成を抑制したりする作用があるのである1,2,3

なお最近になって、EPAにはレゾルビン、DHAにはプロテクチンといった内因性の抗炎症物質を生成する作用があることが判明した。抗炎症作用の他にも病的な血管新生の抑制や好中球の浸潤抑制、神経細胞の保護作用やアルツハイマー患者の脳内におけるPD1産生量減少などの作用が知られるようになってきたのである4,5

なおEPAはイワシやサバ、サンマ、アジなどの青魚に多く含まれる。しかし魚油にはEPAの他にもパルミチン酸やミリスチン酸、ステアリン酸など多くの飽和脂肪酸も同時に含まれる。肉とプロテインの関係と同じように、余計なものを摂取したくない場合はEPAそのものをサプリメントとして摂取するほうが得策だろう。魚が嫌いなウォリアーや料理が面倒だというウォリアーもサプリメントとしてEPAを摂取することをお勧めしたい。

DNSのEPAならば、1回分が2粒で400mgものEPAを摂取することができる。ダメージを受けた身体をEPAで完全に癒し、オフのフィジカルトレーニングに臨みたい。

EPA

【1日(2粒)あたり】エネルギー:19.2kcal、たんぱく質:0.6g、脂質:1.8g、炭水化物:0.15g、食塩相当量:0~0.01mg、(EPA:400mg、DHA:171mg)

詳しい情報・ご購入はこちらから DNS Online Shop

(前編をみる)

【参考文献】

  • 1:Fatty acids from fish: the anti-inflammatory potential of long-chain omega-3 fatty acids. Nutr Rev 68 (5): 280-9. doi:10.1111/j.1753-4887.2010.00287.x. PMID 20500789.
  • 2:n-3 Polyunsaturated fatty acids: Relationship to inflammation in health adults and adults exhibiting features of metabolic syndrome. Lipids 48 (4): 319-332.
  • 3 :Effect of marine-derived n-3 polyunsaturated fatty acids on C-reactive protein, interleukin 6 and tumor necrosis factor α: a meta-analysis. PLOS ONE 9 (2): e88103. doi:10.1371/journal.pone.0088103.
  • 4 :Resolution phase of inflammation: novel endogenous anti-inflammatory and proresolving lipid mediators and pathways. Annu Rev Immunol. 2007;25:101-37.
  • 5 :Resolving inflammation: dual anti-inflammatory and pro-resolution lipid mediators. Nat Rev Immunol. 2008 May;8(5):349-61. doi: 10.1038/nri2294.
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さて、エイコサノイドには善玉と悪玉があることは前号で触れた。AA(アラキドン酸)から作られる2系統エイコサノイドは炎症や喘息の発作を引き起こしたり、免疫を低下させたり、血液をドロドロにしたりする作用があって、悪玉とされる。

いっぽうでEPA(エイコサペンタエン酸)から作られる3系統エイコサノイドは免疫力を増強したり、炎症を抑えたり、血液をサラサラにしたりする作用があり、善玉とされる。なおGLAから作られる1系統エイコサノイドには、善玉と悪玉の両方が存在する。

つまりEPAを多めに摂取することにより、免疫レベルの向上や炎症の抑制、血行の改善などのいい作用が期待できるわけだ。ケガをしているウォリアーは、EPAを摂取することで回復の促進が大いに期待できるだろう。

EPAからはロイコトリエンB5やプロスタグランジンE3、トロンボキサンB3などが生成される。これらの物質にはAAの働きを抑えたり、血小板の凝集を抑えて血液を固まりにくくしたり、免疫を増強したり、炎症性サイトカインの生成を抑制したりする作用があるのである1,2,3

なお最近になって、EPAにはレゾルビン、DHAにはプロテクチンといった内因性の抗炎症物質を生成する作用があることが判明した。抗炎症作用の他にも病的な血管新生の抑制や好中球の浸潤抑制、神経細胞の保護作用やアルツハイマー患者の脳内におけるPD1産生量減少などの作用が知られるようになってきたのである4,5

なおEPAはイワシやサバ、サンマ、アジなどの青魚に多く含まれる。しかし魚油にはEPAの他にもパルミチン酸やミリスチン酸、ステアリン酸など多くの飽和脂肪酸も同時に含まれる。肉とプロテインの関係と同じように、余計なものを摂取したくない場合はEPAそのものをサプリメントとして摂取するほうが得策だろう。魚が嫌いなウォリアーや料理が面倒だというウォリアーもサプリメントとしてEPAを摂取することをお勧めしたい。

DNSのEPAならば、1回分が2粒で400mgものEPAを摂取することができる。ダメージを受けた身体をEPAで完全に癒し、オフのフィジカルトレーニングに臨みたい。

EPA

【1日(2粒)あたり】エネルギー:19.2kcal、たんぱく質:0.6g、脂質:1.8g、炭水化物:0.15g、食塩相当量:0~0.01mg、(EPA:400mg、DHA:171mg)

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(前編をみる)

【参考文献】

  • 1:Fatty acids from fish: the anti-inflammatory potential of long-chain omega-3 fatty acids. Nutr Rev 68 (5): 280-9. doi:10.1111/j.1753-4887.2010.00287.x. PMID 20500789.
  • 2:n-3 Polyunsaturated fatty acids: Relationship to inflammation in health adults and adults exhibiting features of metabolic syndrome. Lipids 48 (4): 319-332.
  • 3 :Effect of marine-derived n-3 polyunsaturated fatty acids on C-reactive protein, interleukin 6 and tumor necrosis factor α: a meta-analysis. PLOS ONE 9 (2): e88103. doi:10.1371/journal.pone.0088103.
  • 4 :Resolution phase of inflammation: novel endogenous anti-inflammatory and proresolving lipid mediators and pathways. Annu Rev Immunol. 2007;25:101-37.
  • 5 :Resolving inflammation: dual anti-inflammatory and pro-resolution lipid mediators. Nat Rev Immunol. 2008 May;8(5):349-61. doi: 10.1038/nri2294.