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MRPを使ってみよう!-Part 9

MRPを使ってみよう!-Part 9

今回はビタミンの中でもっとも有名だと思われるビタミンCについて解説していきましょう。風邪や美容に効果があるとされるビタミンCですが、これはいったいどのような作用からなるものなのでしょうか。

● ビタミンCの作用

1.コラーゲンの合成

私たちの身体は60~100兆個もの細胞からできていますが、それらの細胞は放っておくと離れ離れになってしまいます。そのため、細胞どうしをくっつける接着剤のようなものが必要になり、その主な成分となっているのが「コラーゲン」なのです。
コラーゲンは骨や肌のほか、軟骨や靭帯、腱などの関節を構成する物質としても重要なものです。そしてコラーゲンはアミノ酸が三つ編みのような形で組み合わされて作られるのですが、その三つ網み構造を作るときに、ビタミンCが必須となるのです。そして数々の実験により、ビタミンCを多めに摂取することでコラーゲンの合成が高まるということが分かっています。

2.免疫の強化

ウィルスなどに冒された場合、私たちの身体は「インターフェロン」というタンパク質を作り出して対抗します。インターフェロンというと肝炎の患者が使う薬のようなイメージがありますが、実は体内で自然に作られるものだったのです。
さて、インターフェロンを作るときにもビタミンCが必要とされるのです。ですからビタミンCをしっかり摂取しておけば、身体はウィルスに強くなるというわけです。

3.コレステロールの低下

「コレステロールが高い。もっと下げなさい」と医者に言われてしまった経験のある方は多いのではないでしょうか。実はビタミンCにはコレステロールを低下させる効果もあるのです。
本来ならば、コレステロールは余剰分が「胆汁酸」となって排出されるようになっています。この「コレステロール→胆汁酸」への変換のときに、ビタミンCが必要となるのです。ですからビタミンCが不足していると、コレステロールの排出が滞ってしまい、コレステロール値が高くなるのです。

4.抗酸化作用

活性酸素がさまざまな害をなしていることは、もはや常識化しています。トレーニングをハードにやれば、それだけ酸素の取り込みも増えますので、活性酸素の発生量も残念ながら増大してしまうことになります。
この活性酸素に対抗してくれるのが「抗酸化物質」。体内ではSODやカタラーゼ、グルタチオンペルオキシダーゼなどの酵素が抗酸化酵素として作られますが、それらで対処しきれない場合、ビタミンCやビタミンEなどが抗酸化物質として活躍してくれるのです。

● 適切な摂取量・摂取方法は?

ビタミンB群と同じく、ビタミンCは一般的に過剰摂取の心配はいりません。結石ができやすくなるという説もありますが、一日4gまでならば、特別問題がないことが分かっています。
コラーゲン合成能力の増大や、免疫強化などの効果を得るためには、最低でも一日1gは摂取したいところ。トレーニングによる活性酸素の増大も考えると、アスリートは一日に2~3g程度が適切な摂取量と言えるのではないでしょうか。
なおビタミンの必要量は体重に応じて変わりますので、体重の軽い人は2g弱、重い人は3gくらいを目安に摂取すると良いでしょう。
なおビタミンCは水溶性ですので、いっぺんに大量に飲んでしまうと、身体の組織に取り込まれないうちに排出されてしまいます。一日3~4回、食後に小分けにして飲むようにすれば、効率的に使われるようになります。

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