健康・体力・美容UP
ハードなトレーニングは免疫を低下させる。ストレスは副腎に疲労を与え、トレーニングによって分泌されるコルチゾルは筋肉を分解するだけでなく、脳の機能にも悪影響を与えてしまう。
だからといって、トレーニングの手を抜くわけにはいかない。また、手を抜く必要はない。ウォリアーには「グルタミン」という守護天使がいるのだから。
強いストレスが与えられると、身体はそれに対抗するためのエネルギーを必要とする。このとき、筋肉が分解されてアミノ酸を取り出し、エネルギーの材料とされてしまうことがある。
特に材料として使われるアミノ酸は、アラニンとグルタミンだ。どちらも本来は非必須アミノ酸であり、体内で合成可能である。しかしアラニンは体内に豊富に存在するのだが、グルタミンは不足しやすい。
ストレスがあったときは、グルタミンの必要量が急増する。しかし体内で合成するだけでは間に合わなくなってしまう。そのためグルタミンは「条件下必須アミノ酸」とされている。ストレスが存在しているとき、グルタミンは必須アミノ酸となるのだ。
つまり常にハードにトレーニングしているウォリアーにとって、グルタミンは必須アミノ酸だとみなすことができる。
好中球やマクロファージ、リンパ球などの免疫細胞は、「グルタミン」をエネルギーとして使っている。またグルタミンの濃度が高いほど、リンパ球の増殖も起こりやすくなる。 グルタミンを摂取することで免疫レベルが高まり、風邪を引きにくくなったり、ケガからの回復を早めたりすることが可能となるのだ¹‘²‘³。
グルタミンはディフェンスとして働くだけではない。筋発達に関係するグルタミンの様々な作用を紹介していこう。
たんぱく質の合成を高めるためには、通常はインスリンが必要とされる。しかしラットの実験ではインスリンが存在しない条件においてグルタミンを摂取させたところ、たんぱく合成が66%も増加している。
なおインスリンが存在している場合、少量のグルタミンでもたんぱく合成は十分に促進されるようだ。グルタミンとインスリンの相乗作用が起こったのかもしれない⁴。
グルタミンを経口摂取することで成長ホルモンの分泌が高まったとする報告がある⁵。
成長ホルモンには筋たんぱく質合成だけでなく、体脂肪の燃焼を促したり、コラーゲンの合成を高めたりする作用もあるため、余計な体脂肪を削ぎ落としたり、ケガを防いだりする効果が期待できるだろう。
トレーニング後は迅速なグリコーゲンの回復が求められる。他のアミノ酸を与えた群と比べ、グルタミンを与えた群はエクササイズ2時間後の筋グリコーゲン量が顕著に高かった。血糖値に変化はなかったため、これはグルタミンの炭素骨格がグリコーゲン合成に使われたものと思われる⁶。またグルタミンはもともと胃潰瘍の薬としても使われていた。胃の調子が悪い場合、グルタミンを飲むことで改善される可能性がある。
ミトコンドリアで電子が受け渡しされるうちに、ATPが合成される。このときの反応にはトレーニング後の回復を促すため、グルタミンはトレーニング直後に飲むようにしたい。ただし少量だと小腸のエネルギーとして使われてしまうため、最低でも一度に5gは飲むようにしよう。
体重の重いウォリアー(80kg以上)は、できれば10g以上飲むようにしたい。
ハードなトレーニングは免疫を低下させる。ストレスは副腎に疲労を与え、トレーニングによって分泌されるコルチゾルは筋肉を分解するだけでなく、脳の機能にも悪影響を与えてしまう。
だからといって、トレーニングの手を抜くわけにはいかない。また、手を抜く必要はない。ウォリアーには「グルタミン」という守護天使がいるのだから。
強いストレスが与えられると、身体はそれに対抗するためのエネルギーを必要とする。このとき、筋肉が分解されてアミノ酸を取り出し、エネルギーの材料とされてしまうことがある。
特に材料として使われるアミノ酸は、アラニンとグルタミンだ。どちらも本来は非必須アミノ酸であり、体内で合成可能である。しかしアラニンは体内に豊富に存在するのだが、グルタミンは不足しやすい。
ストレスがあったときは、グルタミンの必要量が急増する。しかし体内で合成するだけでは間に合わなくなってしまう。そのためグルタミンは「条件下必須アミノ酸」とされている。ストレスが存在しているとき、グルタミンは必須アミノ酸となるのだ。
つまり常にハードにトレーニングしているウォリアーにとって、グルタミンは必須アミノ酸だとみなすことができる。
好中球やマクロファージ、リンパ球などの免疫細胞は、「グルタミン」をエネルギーとして使っている。またグルタミンの濃度が高いほど、リンパ球の増殖も起こりやすくなる。 グルタミンを摂取することで免疫レベルが高まり、風邪を引きにくくなったり、ケガからの回復を早めたりすることが可能となるのだ¹‘²‘³。
グルタミンはディフェンスとして働くだけではない。筋発達に関係するグルタミンの様々な作用を紹介していこう。
たんぱく質の合成を高めるためには、通常はインスリンが必要とされる。しかしラットの実験ではインスリンが存在しない条件においてグルタミンを摂取させたところ、たんぱく合成が66%も増加している。
なおインスリンが存在している場合、少量のグルタミンでもたんぱく合成は十分に促進されるようだ。グルタミンとインスリンの相乗作用が起こったのかもしれない⁴。
グルタミンを経口摂取することで成長ホルモンの分泌が高まったとする報告がある⁵。
成長ホルモンには筋たんぱく質合成だけでなく、体脂肪の燃焼を促したり、コラーゲンの合成を高めたりする作用もあるため、余計な体脂肪を削ぎ落としたり、ケガを防いだりする効果が期待できるだろう。
トレーニング後は迅速なグリコーゲンの回復が求められる。他のアミノ酸を与えた群と比べ、グルタミンを与えた群はエクササイズ2時間後の筋グリコーゲン量が顕著に高かった。血糖値に変化はなかったため、これはグルタミンの炭素骨格がグリコーゲン合成に使われたものと思われる⁶。またグルタミンはもともと胃潰瘍の薬としても使われていた。胃の調子が悪い場合、グルタミンを飲むことで改善される可能性がある。
ミトコンドリアで電子が受け渡しされるうちに、ATPが合成される。このときの反応にはトレーニング後の回復を促すため、グルタミンはトレーニング直後に飲むようにしたい。ただし少量だと小腸のエネルギーとして使われてしまうため、最低でも一度に5gは飲むようにしよう。
体重の重いウォリアー(80kg以上)は、できれば10g以上飲むようにしたい。