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強力な免疫を確保せよ!~グルタミンの多彩な効果とは

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強力な免疫を確保せよ!~グルタミンの多彩な効果とは

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ハードなトレーニングは免疫を低下させる。ストレスは副腎に疲労を与え、トレーニングによって分泌されるコルチゾルは筋肉を分解するだけでなく、脳の機能にも悪影響を与えてしまう。
だからといって、トレーニングの手を抜くわけにはいかない。また、手を抜く必要はない。ウォリアーには「グルタミン」という守護天使がいるのだから。


■ディフェンスのアミノ酸~グルタミン

強いストレスが与えられると、身体はそれに対抗するためのエネルギーを必要とする。このとき、筋肉が分解されてアミノ酸を取り出し、エネルギーの材料とされてしまうことがある。
特に材料として使われるアミノ酸は、アラニンとグルタミンだ。どちらも本来は非必須アミノ酸であり、体内で合成可能である。しかしアラニンは体内に豊富に存在するのだが、グルタミンは不足しやすい。
ストレスがあったときは、グルタミンの必要量が急増する。しかし体内で合成するだけでは間に合わなくなってしまう。そのためグルタミンは「条件下必須アミノ酸」とされている。ストレスが存在しているとき、グルタミンは必須アミノ酸となるのだ。
つまり常にハードにトレーニングしているウォリアーにとって、グルタミンは必須アミノ酸だとみなすことができる。
好中球やマクロファージ、リンパ球などの免疫細胞は、「グルタミン」をエネルギーとして使っている。またグルタミンの濃度が高いほど、リンパ球の増殖も起こりやすくなる。 グルタミンを摂取することで免疫レベルが高まり、風邪を引きにくくなったり、ケガからの回復を早めたりすることが可能となるのだ¹‘²‘³。


■グルタミンの多彩な働き

グルタミンはディフェンスとして働くだけではない。筋発達に関係するグルタミンの様々な作用を紹介していこう。

・たんぱく合成の促進

たんぱく質の合成を高めるためには、通常はインスリンが必要とされる。しかしラットの実験ではインスリンが存在しない条件においてグルタミンを摂取させたところ、たんぱく合成が66%も増加している。
なおインスリンが存在している場合、少量のグルタミンでもたんぱく合成は十分に促進されるようだ。グルタミンとインスリンの相乗作用が起こったのかもしれない⁴。

・成長ホルモンの分泌促進

グルタミンを経口摂取することで成長ホルモンの分泌が高まったとする報告がある⁵
成長ホルモンには筋たんぱく質合成だけでなく、体脂肪の燃焼を促したり、コラーゲンの合成を高めたりする作用もあるため、余計な体脂肪を削ぎ落としたり、ケガを防いだりする効果が期待できるだろう。

・筋グリコーゲンの合成促進

トレーニング後は迅速なグリコーゲンの回復が求められる。他のアミノ酸を与えた群と比べ、グルタミンを与えた群はエクササイズ2時間後の筋グリコーゲン量が顕著に高かった。血糖値に変化はなかったため、これはグルタミンの炭素骨格がグリコーゲン合成に使われたものと思われる⁶。またグルタミンはもともと胃潰瘍の薬としても使われていた。胃の調子が悪い場合、グルタミンを飲むことで改善される可能性がある。


■グルタミンの摂取方法

ミトコンドリアで電子が受け渡しされるうちに、ATPが合成される。このときの反応にはトレーニング後の回復を促すため、グルタミンはトレーニング直後に飲むようにしたい。ただし少量だと小腸のエネルギーとして使われてしまうため、最低でも一度に5gは飲むようにしよう。
体重の重いウォリアー(80kg以上)は、できれば10g以上飲むようにしたい。

 

ホエイプロテインG+

【1食(33g)あたり】

エネルギー:136kcal、たんぱく質:26.4g(無水物換算値:26.8g)、脂質:2.0g、炭水化物:3.0g、食塩相当量:0.4g、グルタミン:5,000mg

詳しい情報・ご購入はこちらから DNS Online Shop

 

グルタミン

【1回(5g)あたり】

エネルギー:20kcal、たんぱく質:5.0g、脂質:0g、炭水化物:0g、ナトリウム:0mg(食塩相当量:0g)、L-グルタミン:5,000mg

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R4 アルティメットリカバリーアドバンテージ

【1食(45g)あたり】

エネルギー:167kcal、たんぱく質:6.1g、脂質:0g、炭水化物:36.6g、ナトリウム:0mg(食塩相当量:0g)、グルタミン:5,000mg、HMB:1,500mg、シトルリン:500mg、アルギニン:500mg、マルトデキストリン:33g

詳しい情報・ご購入はこちらから DNS Online Shop


(前編を読む)

【参考文献】

  • 1:Why is L-glutamine metabolism important to cells of the immune system in health, postinjury, surgery or infection? J Nutr. 2008 Nov;28(11):738-43. doi: 10.1016/j.nutres.2008.08.008
  • 2:Clinical applications of L-glutamine: past, present, and future. Nutr Clin Pract. 2003 Oct;18(5):377-85.
  • 3:Glutamine supplementation prevents exercise-induced neutrophil apoptosis and reduces p38 MAPK and JNK phosphorylation and p53 and caspase 3 expression. Cell Biochem Funct. 2007 Sep-Oct;25(5):563-9.
  • 4:A positive relationship between protein synthetic rate and intracellular glutamine concentration in perfused rat skeletal muscle. FEBS Lett. 1987 May 4;215(1):187-91
  • 5:Increased plasma bicarbonate and growth hormone after an oral glutamine load. Am J Clin Nutr. 1995 May;61(5):1058-61
  • 6:Stimulatory effect of glutamine on glycogen accumulation in human skeletal muscle. Am J Physiol. 1995 Aug;269(2 Pt 1):E309-15.
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ハードなトレーニングは免疫を低下させる。ストレスは副腎に疲労を与え、トレーニングによって分泌されるコルチゾルは筋肉を分解するだけでなく、脳の機能にも悪影響を与えてしまう。
だからといって、トレーニングの手を抜くわけにはいかない。また、手を抜く必要はない。ウォリアーには「グルタミン」という守護天使がいるのだから。


■ディフェンスのアミノ酸~グルタミン

強いストレスが与えられると、身体はそれに対抗するためのエネルギーを必要とする。このとき、筋肉が分解されてアミノ酸を取り出し、エネルギーの材料とされてしまうことがある。
特に材料として使われるアミノ酸は、アラニンとグルタミンだ。どちらも本来は非必須アミノ酸であり、体内で合成可能である。しかしアラニンは体内に豊富に存在するのだが、グルタミンは不足しやすい。
ストレスがあったときは、グルタミンの必要量が急増する。しかし体内で合成するだけでは間に合わなくなってしまう。そのためグルタミンは「条件下必須アミノ酸」とされている。ストレスが存在しているとき、グルタミンは必須アミノ酸となるのだ。
つまり常にハードにトレーニングしているウォリアーにとって、グルタミンは必須アミノ酸だとみなすことができる。
好中球やマクロファージ、リンパ球などの免疫細胞は、「グルタミン」をエネルギーとして使っている。またグルタミンの濃度が高いほど、リンパ球の増殖も起こりやすくなる。 グルタミンを摂取することで免疫レベルが高まり、風邪を引きにくくなったり、ケガからの回復を早めたりすることが可能となるのだ¹‘²‘³。


■グルタミンの多彩な働き

グルタミンはディフェンスとして働くだけではない。筋発達に関係するグルタミンの様々な作用を紹介していこう。

・たんぱく合成の促進

たんぱく質の合成を高めるためには、通常はインスリンが必要とされる。しかしラットの実験ではインスリンが存在しない条件においてグルタミンを摂取させたところ、たんぱく合成が66%も増加している。
なおインスリンが存在している場合、少量のグルタミンでもたんぱく合成は十分に促進されるようだ。グルタミンとインスリンの相乗作用が起こったのかもしれない⁴。

・成長ホルモンの分泌促進

グルタミンを経口摂取することで成長ホルモンの分泌が高まったとする報告がある⁵
成長ホルモンには筋たんぱく質合成だけでなく、体脂肪の燃焼を促したり、コラーゲンの合成を高めたりする作用もあるため、余計な体脂肪を削ぎ落としたり、ケガを防いだりする効果が期待できるだろう。

・筋グリコーゲンの合成促進

トレーニング後は迅速なグリコーゲンの回復が求められる。他のアミノ酸を与えた群と比べ、グルタミンを与えた群はエクササイズ2時間後の筋グリコーゲン量が顕著に高かった。血糖値に変化はなかったため、これはグルタミンの炭素骨格がグリコーゲン合成に使われたものと思われる⁶。またグルタミンはもともと胃潰瘍の薬としても使われていた。胃の調子が悪い場合、グルタミンを飲むことで改善される可能性がある。


■グルタミンの摂取方法

ミトコンドリアで電子が受け渡しされるうちに、ATPが合成される。このときの反応にはトレーニング後の回復を促すため、グルタミンはトレーニング直後に飲むようにしたい。ただし少量だと小腸のエネルギーとして使われてしまうため、最低でも一度に5gは飲むようにしよう。
体重の重いウォリアー(80kg以上)は、できれば10g以上飲むようにしたい。

 

ホエイプロテインG+

【1食(33g)あたり】

エネルギー:136kcal、たんぱく質:26.4g(無水物換算値:26.8g)、脂質:2.0g、炭水化物:3.0g、食塩相当量:0.4g、グルタミン:5,000mg

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グルタミン

【1回(5g)あたり】

エネルギー:20kcal、たんぱく質:5.0g、脂質:0g、炭水化物:0g、ナトリウム:0mg(食塩相当量:0g)、L-グルタミン:5,000mg

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R4 アルティメットリカバリーアドバンテージ

【1食(45g)あたり】

エネルギー:167kcal、たんぱく質:6.1g、脂質:0g、炭水化物:36.6g、ナトリウム:0mg(食塩相当量:0g)、グルタミン:5,000mg、HMB:1,500mg、シトルリン:500mg、アルギニン:500mg、マルトデキストリン:33g

詳しい情報・ご購入はこちらから DNS Online Shop


(前編を読む)

【参考文献】

  • 1:Why is L-glutamine metabolism important to cells of the immune system in health, postinjury, surgery or infection? J Nutr. 2008 Nov;28(11):738-43. doi: 10.1016/j.nutres.2008.08.008
  • 2:Clinical applications of L-glutamine: past, present, and future. Nutr Clin Pract. 2003 Oct;18(5):377-85.
  • 3:Glutamine supplementation prevents exercise-induced neutrophil apoptosis and reduces p38 MAPK and JNK phosphorylation and p53 and caspase 3 expression. Cell Biochem Funct. 2007 Sep-Oct;25(5):563-9.
  • 4:A positive relationship between protein synthetic rate and intracellular glutamine concentration in perfused rat skeletal muscle. FEBS Lett. 1987 May 4;215(1):187-91
  • 5:Increased plasma bicarbonate and growth hormone after an oral glutamine load. Am J Clin Nutr. 1995 May;61(5):1058-61
  • 6:Stimulatory effect of glutamine on glycogen accumulation in human skeletal muscle. Am J Physiol. 1995 Aug;269(2 Pt 1):E309-15.